2026-02-02 産業技術総合研究所
産総研グループは、ペロブスカイト太陽電池の性能と耐久性を同時に高める新規添加剤「OA-TFSI」を開発し、東京化成工業より製品化されることを発表した。OA-TFSIは正孔輸送材料の原料溶液に混合するだけで機能し、陰イオンTFSIが正孔輸送層の電荷回収能を高めるとともに、陽イオンOAがペロブスカイト層表面を疎水化して水分劣化を抑制する。その結果、光電変換効率の向上と耐湿性の改善を両立できる。従来の添加剤が引き起こしていた長期劣化の課題を克服し、実験材料にとどまらず市販化された点が大きな特徴である。本成果は、低コスト・軽量という特長を持つペロブスカイト太陽電池の社会実装と量産化を加速させる重要な一歩となる。

概要図「OA-TFSI」による水分ブロックのスキーム
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