フジドリームエアラインズ エンブラエルERJ170-200STDの重大インシデント[使用中の滑走路への着陸の試み](百里飛行場、令和4年5月20日発生)

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2023-12-21 運輸安全委員会

フジドリームエアラインズ エンブラエルERJ170-200STDの重大インシデント[使用中の滑走路への着陸の試み](百里飛行場、令和4年5月20日発生)

概要

報告書番号:AI2023-8-1
発生年月日:2022年05月20日
発生場所:百里飛行場
航空機種類:飛行機
事故等種別の分類(Occurrence Category):RUNWAY INCURSION
飛行の段階(Phase of Flight):APPROACH
航空機区分:大型機
型式:エンブラエル式ERJ170-200STD 型
登録記号:JA10FJ
運航者:株式会社フジドリームエアラインズ(法人番号 6080001011660)
事故等種類:他の航空機等が使用中の滑走路への着陸の試み
概要:
令和4年5月20日(金)、百里飛行場において、車両が存在する滑走路21Rへ、航空管制官から着陸許可を受けた株式会社フジドリームエアラインズ所属エンブラエル式ERJ170-200STD型JA10FJが、着陸を試みた。
原因:
本重大インシデントは、同車両が立入り許可を受けて滑走路21R及びその周辺においてバリア点検を行っていた際、管制官AがA機に同滑走路への着陸を許可したため、A機が着陸を試みたものと認められる。
管制官Aが、同車両が立ち入っている同滑走路への着陸をA機に許可したことについては、管制官Aが同車両の存在を失念したこと、及び地上管制席を担当していた管制官Bも同車両の存在を失念し、管制官Aの業務を補完できなかったことによるものと推定される。
管制官A及び管制官Bが同車両の存在を失念したことについては、同車両の同滑走路への立入りが包括的に許可され、約40分間、同車両と同飛行場管制所との間の無線交信が発生しなかったこと、同飛行場管制所で複数の実地訓練が行われ、業務を相互補完する体制が弱くなっていたことなどが関与したものと考えられる。
死傷者数:なし
公表年月日:2023年12月21日
報告書(PDF):公表

 

0300航空・宇宙一般
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