量子科学技術研究開発機構

1700応用理学一般

電子にはたらく特殊な力をマイクロメートルの高解像度で可視化~「量子マテリアル」のデバイス評価に新展開~

2023-12-21 量子科学技術研究開発機構 ポイント 電子にはたらく特殊な力をマイクロメートルの高解像度で可視化する顕微解析技術を開発 次世代デバイスの有力候補である量子マテリアル「高温超伝導体」へ適用 放射光施設ナノテラスにおける更な...
1700応用理学一般

反強磁性体に隠れた質量ゼロの電子を初めて観測 ~省エネルギー技術や量子デバイスへの応用を開く~

2023-11-20 東北大学 材料科学高等研究所 准教授 相馬清吾 【発表のポイント】 スピン(注1)が交互に配列した反強磁性体(注2)のネオジム・ビスマス化合物(NdBi)における微小な磁気ドメイン(注3)の中の電子状態(電子構造)(注...
0505化学装置及び設備

二重収束型ICP質量分析法(SF-ICP-MS)による海水中の237NpとPu 同位体の同時定量に成功―福島第一原子力発電所からの不測の海洋放出事象に伴う環境の評価に役立つことに期待

2023-11-06 量子科学技術研究開発機構 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 放射線医学研究所 計測・線量評価部の鄭 建 上席研究員らは、同研究所 青野辰雄 上席研究員、中国南京大学 地理と海洋科学学院 Sh...
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1700応用理学一般

宇宙核時計ルテシウム176の半減期問題を解決~太陽系形成や惑星形成の年代計測に利用可能~

2023-11-03 量子科学技術研究開発機構 発表のポイント ルテシウム176は約400億年でハフニウム176にβ崩壊するため、宇宙核時計として用いることができるが、半減期の正確な値が不明なため信頼性が低かった。 従来の測定法の弱点を克服...
1700応用理学一般

加速電子と光子の時間相関電子顕微鏡を実現 〜個々の加速電子を利用してナノスケール発光寿命を計測〜

2023-10-17 東京工業大学 要点 積極的なパルス励起を必要としないナノスケール発光寿命計測電子顕微鏡を実現。 個々の電子をパルスとして利用し、加速電子と電子線励起発光光子の時間相関を計測。 発光ダイナミクスの観察や、異粒子間のもつれ...
1700応用理学一般

結晶の”ズレ”が音速を超えて伝播することを実証~半世紀にわたる未解決問題を超高速X線イメージングで明らかに~

2023-10-06 大阪大学 研究成果のポイント ハイパワーレーザー(High power laser)駆動の衝撃波により、ダイヤモンド結晶中の“原子レベルのズレ”(転位(dislocation))が高速に伝播する様子を、X線自由電子レー...
0403電子応用

シリコンカーバイド(SiC)量子センサーの高感度化を実現! ~次世代パワー半導体の信頼性向上へ~

2023-09-06 量子科学技術研究開発機構 ポイント 量子操作によってシリコンカーバイド(SiC)量子センサーの温度感度を 倍以上向上 これまでの手法では測れなかった100℃以上の高温領域での測定に成功 電源機器等での製品化が進む パワ...
0501セラミックス及び無機化学製品

超高圧合成、添加剤が選択的物質合成の決め手に~電池材料等への応用に期待~

2023-07-25 量子科学技術研究開発機構 要点 超高圧合成において、添加剤を加えることで新規酸水素化物の合成に成功。 得られた物質はリチウムイオン電池の負極材料として高い性能を示す。 新機能材料の新たな合成技術として期待される。 概要...
2004放射線利用

3GeV高輝度放射光施設ナノテラスの最新円型加速器において3GeV電子蓄積に成功

2023-07-14 量子科学技術研究開発機構 ポイント 線型加速器で3GeVに加速された電子が最新設計の円型加速器に入射され周回を続ける「電子蓄積」に成功し、電子ビームモニタ用の放射光を観測 本成果は周長349mに配置された約400台の精...
2001原子炉システムの設計及び建設

新たな温度計測手法(2重2波長法)によりフュージョンエネルギー開発におけるサーモグラフィの温度計測精度が大幅に向上〜イーター計測装置のみならず、汎用のサーモグラフィ機器等への幅広い応用にも期待〜

2023-05-30 量子科学技術研究開発機構 発表のポイント 核融合実験炉イーターの計測装置の研究開発を通じ、200℃から3,600℃の広範囲にわたる温度について、高精度で計測する新たな温度計測手法(2重2波長法)を開発した。 本手法は、...
2004放射線利用

3GeV高輝度放射光施設ナノテラス線型加速器で3GeV電子加速に成功~令和6年度からの運用開始に向けた重要なマイルストーンを達成~

2023-05-11  量子科学技術研究開発機構 ポイント ナノテラスは世界最高レベルの高輝度放射光施設で、令和6年度に運用開始を予定。 長さ110mの線型加速器を100μm以下の高精度で調整する技術等の開発を入念に進めることで、3GeV電...
1700応用理学一般

「固体中のワイル粒子」が現れるか?現れないか? ~精密な実験と計算の組み合わせにより10年以上の謎を解決~

2023-05-09 広島大学,東京大学,量子科学技術研究開発機構 【本研究成果のポイント】 「固体中のワイル粒子」が現れると初めて予言されたスピネル物質について、その有無を検証することに成功しました。 先行研究の予言に反し、ワイル粒子は現...
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