科学技術振興機構

高分子ガラス表面における疑似絡み合いセグメントの観測に成功 0500化学一般

高分子ガラス表面における疑似絡み合いセグメントの観測に成功

ナノクリープ実験に基づき、高分子ガラス表面では分子鎖の長さに依存しない絡み合いセグメントが存在することを観測した。高分子表面に存在する分子鎖が内部領域までつながるため、表面近傍でセグメントが緩和しても疑似ループコンフォメーションが形成され、短い分子鎖でも一時的に絡み合ったような粘弾性挙動を示すことを明らかにした。
有機電子型強誘電体のナノ分極を瞬時に増強 ~ペタヘルツ応答への可能性を開拓~ 0404情報通信

有機電子型強誘電体のナノ分極を瞬時に増強 ~ペタヘルツ応答への可能性を開拓~

有機電子型強誘電体において、物質中のナノ分極がフェムト秒光パルスによって増強する現象を発見した。テラヘルツ分光技術を駆使したナノ分極の検出法を発見したことにより可能になった。
創発インダクタの室温動作を実証 ~インダクタ素子の微細化に向けた飛躍~ 0403電子応用

創発インダクタの室温動作を実証 ~インダクタ素子の微細化に向けた飛躍~

「創発電磁場」と呼ばれるナノ磁気構造がもたらす巨大な実効電磁場を利用した「創発インダクタ」の室温動作に成功した。創発インダクタの応用化に向けて課題となっていた動作温度の飛躍的な向上を実現したもので、身の回りの電気機器に必要な素子の1つであるインダクタの微細化につながることが期待できる。
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室温廃熱を高効率で電気に変換 電子構造の精密制御により熱電性能を2倍増大 0402電気応用

室温廃熱を高効率で電気に変換 電子構造の精密制御により熱電性能を2倍増大

テルル化ゲルマニウムの電子構造を精密制御することにより、室温付近の熱電変換出力因子を、既存材料の最大2倍に増大させることに成功した。この熱電性能向上には、従来知られている価電子バンドに加えて、新たな価電子バンドが寄与していることを明らかにした。
AIモデルの開発により、たった1回の実験で新規プロトン伝導性電解質を発見 0501セラミックス及び無機化学製品

AIモデルの開発により、たった1回の実験で新規プロトン伝導性電解質を発見

400度程度で動作する固体酸化物形燃料電池(SOFC)に必要なプロトン(H+)伝導性電解質を探索する人工知能(AI)モデルを開発し、たった1回の実験で新規プロトン伝導性電解質を発見した。
触媒遺伝子「触媒シークエンシング」を発見 ~触媒インフォマティクスを駆使した新しい触媒開発に成功~ 0500化学一般

触媒遺伝子「触媒シークエンシング」を発見 ~触媒インフォマティクスを駆使した新しい触媒開発に成功~

触媒遺伝子「触媒シークエンシング」を触媒ビッグデータから発見。触媒組成を従来の周期表の元素記号ではなく、ゲノム配列のように記号で表現。
量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明 1700応用理学一般

量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明

2次元的な平面構造を持つある種の磁性体において現れる「非可換エニオン」と呼ばれる粒子(正確には準粒子)の性質を解明した。
ベイズ推定を用いた新たな電子構造の解析法を開発 ~トポロジカル絶縁体などを巡る数々の論争の決着へ~ 1700応用理学一般

ベイズ推定を用いた新たな電子構造の解析法を開発 ~トポロジカル絶縁体などを巡る数々の論争の決着へ~

「ベイズ推定」という統計学的手法を用いて電子構造の全貌を明らかにする新しい解析方法を開発した。
液体硫黄を活用した高速充放電可能な マグネシウム電池用正極複合材料の開発に成功 0501セラミックス及び無機化学製品

液体硫黄を活用した高速充放電可能な マグネシウム電池用正極複合材料の開発に成功

電気化学反応を利用したトップダウン的手法により、マグネシウム蓄電池正極に適した高性能な硫黄/硫化物複合材料の作製に成功した。
「富岳」を使ったゲリラ豪雨予報 ~首都圏で30秒ごとに更新するリアルタイム実証実験を開始~ 1600情報工学一般

「富岳」を使ったゲリラ豪雨予報 ~首都圏で30秒ごとに更新するリアルタイム実証実験を開始~

スーパーコンピューター「富岳」を使い、首都圏において30秒ごとに更新する30分後までの超高速高性能降水予報のリアルタイム実証実験を行う。
スパースモデリングを用いた高精度ノイズ除去法の開発に成功 1700応用理学一般

スパースモデリングを用いた高精度ノイズ除去法の開発に成功

周囲の圧力に応じて発光強度が変化する感圧塗料(PSP)による機器表面の圧力分布計測(PSP計測法)の後処理法として、圧力分布の再構成にスパースモデリングを用いたノイズ除去法を開発した。
単一分子の精密ナノ分光 ~観察しているナノ物質の性質を正確に評価する手法の確立~ 1700応用理学一般

単一分子の精密ナノ分光 ~観察しているナノ物質の性質を正確に評価する手法の確立~

ナノメートルサイズの領域に局在する光を用いることで、原子分解能を持つ顕微鏡で観察しているナノ物質の性質を直接測る精密ナノ分光手法を確立した。
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