産業技術総合研究所

液晶がナノ構造をつくる際の新現象を発見 1700応用理学一般

液晶がナノ構造をつくる際の新現象を発見

人工知能(AI)と分子シミュレーションを組み合わせた世界初の解析技術を開発し、液晶がナノ構造化する際に起こる新しい現象を発見した。
重金属廃水をもみがら・米ぬかと微生物で浄化~鍵となる微生物を特定して廃水処理条件を最適化~ 1102水質管理

重金属廃水をもみがら・米ぬかと微生物で浄化~鍵となる微生物を特定して廃水処理条件を最適化~

米ぬかを栄養源にした硫酸還元菌の活性を用いて、重金属を含む鉱山廃水を安定的に浄化する廃水処理装置の運転管理技術を確立した。
刺激に応じて自在に剥がせるプライマーを開発~ 熱や光で接着部分の化学結合を切断~ 0504高分子製品

刺激に応じて自在に剥がせるプライマーを開発~ 熱や光で接着部分の化学結合を切断~

刺激を加える前には接着力を高め、光や熱を与えた際には接着物を剥離できる解体性プライマーを開発した。
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ポータブルなエチレンセンサーの試作機を開発~簡単な操作で青果物の適正管理を実現~ 0505化学装置及び設備

ポータブルなエチレンセンサーの試作機を開発~簡単な操作で青果物の適正管理を実現~

植物ホルモンのひとつであるエチレンを、従来とは違う方式で、選択的に検出する試作機を開発した。ポータブルで、簡単な操作により、青果物(野菜や果物)の品質管理で鍵となるエチレンガスの濃度を貯蔵や物流時に容易に測定できる。
超伝導体においてスピン配列の制御を実現~高速・低消費電力な超伝導メモリーなどへの応用に期待~ 1700応用理学一般

超伝導体においてスピン配列の制御を実現~高速・低消費電力な超伝導メモリーなどへの応用に期待~

鉄系磁性高温超伝導体EuRbFe4As4の超伝導とユーロピウム(Eu)の磁性が共存する状態で、磁束量子の向きによってスピンの向きが決まる現象を発見し、これを利用したスピン配列の制御に成功した。
世界初、有機半導体で「絶縁体―金属転移」を実証 0403電子応用

世界初、有機半導体で「絶縁体―金属転移」を実証

極めて高純度かつ欠陥のない有機半導体単結晶の1分子層(厚さ4 nm)に高密度にキャリアを注入することで二次元ホールガスが形成され、さらに4分子当たり1電荷に相当する高密度のホールを誘起したところ、「絶縁体―金属転移」を実験的に観測することに成功した。
千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見 1702地球物理及び地球化学

千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見

千葉県九十九里浜沿岸において歴史上知られていない津波の痕跡を発見し、それが房総半島沖で発生した巨大地震によるものであるとの結論を得た。
ポスト5 G・6 Gの材料開発に向け、誘電体基板の温度特性を計測する技術を確立 0403電子応用

ポスト5 G・6 Gの材料開発に向け、誘電体基板の温度特性を計測する技術を確立

高周波回路などに使われる金属張の誘電体基板に対し、誘電率と導電率の温度特性を10 GHz~100 GHz超の超広帯域で計測する技術を確立した。温度制御を可能にした超広帯域動作の共振器を開発することにより、これまで未確立であった、室温から100 ℃までの温度域での超広帯域のミリ波帯材料計測を実現した。
パワー半導体用大口径SiCウェハの高速研磨技術を開発 0705金属加工

パワー半導体用大口径SiCウェハの高速研磨技術を開発

SiCウェハの平坦化を高速で達成するラッピング技術を開発した。特に、低速度だった鏡面化工程では従来の12倍の研磨速度が得られ、枚様式加工法の鏡面研削工程に匹敵する新たなバッチ式加工技術を確立した。
LEDを用いた全方向に光を放射する新たな標準光源を開発~100年の歴史を持つ標準電球への挑戦~ 0405電気設備

LEDを用いた全方向に光を放射する新たな標準光源を開発~100年の歴史を持つ標準電球への挑戦~

照明の明るさを評価する基準となる全方向形標準LEDの試作品を開発。光強度の安定性が従来の標準電球に匹敵、可視波長全域にわたる光を全方向に均等に放射。
CO2を原料とするアルコール連続生産技術の開発~高機能触媒を固定化することで連続的な生産を達成~ 0505化学装置及び設備

CO2を原料とするアルコール連続生産技術の開発~高機能触媒を固定化することで連続的な生産を達成~

CO2を原料としたアルコールの連続生産技術を開発した。
透過光量を制御する液晶材料の熱安定性を向上~構造変化の耐久性を高め調光ガラスなどの実用化に進展~ 0501セラミックス及び無機化学製品

透過光量を制御する液晶材料の熱安定性を向上~構造変化の耐久性を高め調光ガラスなどの実用化に進展~

透明と白濁の切り換え繰り返しで高い耐久性をもつ液晶と高分子の複合材料を開発した。ガラスのメンテナンス保証期間(10年程度)に相当する回数で温度変化を繰り返しても持ちこたえる耐久性向上を達成し、実用化の目途がついた。
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