東京大学大気海洋研究所

1702地球物理及び地球化学

大気の水循環を追跡する高解像度シミュレーション ~次世代の水同位体・大気大循環モデルの開発~

2023-12-07 国立環境研究所,気象庁気象研究所,東京大学生産技術研究所,海洋研究開発機構,東京大学大気海洋研究所 水同位体は、大気中の水循環を追跡可能なトレーサーです。しかし、積乱雲やそれが集まった巨大な雲の中では、水同位体が複雑に...
1702地球物理及び地球化学

南極内陸の積雪は過去5000年間で長期的に減少し、産業革命期から顕著に増加 〜南極ドームふじ地域の氷床コアから解明〜

2023-02-22 国立極地研究所,富山大学,山形大学,海洋研究開発機構,東京大学大気海洋研究所 国立極地研究所の大藪幾美特任研究員を中心とする研究グループは、南極内陸のドームふじ基地とその周辺で掘削された多数の氷床コア(図1)を解析する...
1702地球物理及び地球化学

南極ドームふじのアイスコア掘削地点を決定 ~100万年を超える最古級のアイスコア採取に向け、観測拠点建設に着手~

2022-12-13 国立極地研究所,東京大学大気海洋研究所,海洋研究開発機構 第64次南極地域観測隊(伊村智隊長)および第63次南極地域観測隊越冬隊(澤柿教伸越冬隊長)のうち16名で構成される旅行隊は、南極・昭和基地を2022年11月10...
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1702地球物理及び地球化学

地域的な海水準上昇が氷床融解を促進していた可能性を提唱ー9~5千年前に発生した東南極氷床大規模融解に新メカニズムー

2022-11-29 国立極地研究所,中央大学,大分大学,東京大学大気海洋研究所,海洋研究開発機構 国立極地研究所の菅沼悠介准教授、中央大学の金田平太郎教授、大分大学の小山拓志准教授、東京大学大気海洋研究所の阿部彩子教授、海洋研究開発機構の...
1702地球物理及び地球化学

過去30年にわたる観測データから南極ドームふじ地域の詳細な基盤地形を解明 〜100万年超のアイスコア掘削に向けて〜

2022-10-20 国立極地研究所,東京大学大気海洋研究所,海洋研究開発機構,富山県立山カルデラ砂防博物館,北見工業大学,富山大学,山形大学 国立極地研究所の津滝俊助教、藤田秀二教授、川村賢二准教授、東京大学大気海洋研究所の阿部彩子教授を...
1902環境測定

北極海の植物プランクトンの新たな大増殖現象を発見 ―温暖化によって北極全体で起こる現象に

2022-09-27 東京大学大気海洋研究所 発表のポイント ◆北極海には「陸だな」と呼ばれる水深数十mの浅い海域が拡がっている。この陸だな域では、夏に植物プランクトンの大増殖現象(ブルーム)が海の表面ではなく海底付近でも起こることが明らか...
1400水産一般

海水に含まれるDNAから外洋の小型浮魚類の分布を探る

2022-09-08 東京大学大気海洋研究所 発表のポイント ◆魚類の分布密度が低い外洋域において、海水に含まれるDNAからマイワシなどの小型浮魚の分布を検出可能なことを示しました。 ◆小型浮魚に限定したDNA量を定量分析するqPCR法と、...
1902環境測定

北極海の海氷減少の真相に迫る! ~北極点、海氷直下の熱の動きを徹底的に調査~

2022-08-23 東京大学大気海洋研究所,北海道大学,国立極地研究所 発表のポイント ◆ドイツの砕氷船を用いた国際的な北極海の観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、海氷直下の海氷-海洋境界層(注1)における熱の変化を徹底的に調査した...
1702地球物理及び地球化学

日本海溝の浅部プレート境界断層に沿った間隙水圧の異常~2011年東北沖地震の巨大津波を引き起こしたか~

2022-08-08 東京大学 大気海洋研究所 発表のポイント ♦東北沖日本海溝の「浅部プレート境界断層」(=デコルマ)の物理物性を調査した結果、デコルマに沿った間隙水圧が異常に高いことを初めて発見した。 ♦デコルマの高い間隙水圧は断層面の...
1702地球物理及び地球化学

約750万年前の地球寒冷化に伴う日本海の海洋循環と化石生物の絶滅

2022-07-20 東京大学 大気海洋研究所,東京大学 大学院理学系研究科 発表のポイント ◆巨大サメ“メガロドン”や絶滅哺乳類デスモスチルスが絶滅した約750万年前に、日本海で多産した放散虫固有種化石が絶滅し、北方侵略種が増加した。 ◆...
1900環境一般

人新世の開始時期を決定する正確なマーカーを提唱~第五福竜丸事件の核実験の痕跡を 別府湾堆積物と石垣島サンゴの極微量同位体から発見~

2022-07-01 東京大学 大気海洋研究所,愛媛大学 発表のポイント ◆現在、議論が行われている人新世(注1)について、その開始時期を正確に決めることができる手法を発見しました。 ◆年輪を刻む北太平洋のサンゴ骨格に残された1950年代の...
1404水産水域環境

成長-回遊モデルによるマサバ初期成長への環境影響の解明

2022-06-21 東京大学大気海洋研究所 発表のポイント ◆マサバの成長―回遊モデルを初めて構築し、2002年から2016年におけるマサバ仔稚魚の成長の再現実験を行いました。 ◆黒潮の北側に位置する仔稚魚は成長が早く、北側の仔稚魚の割合...
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