国際農研

1206農村環境

西アフリカ半乾燥地域の重要作物ササゲに対する気候変動の影響を収量予測モデルにより推定~干ばつとともに過湿への対策が必要になることを示唆~

2023-11-22 国際農研,農研機構,国立環境研究所,東京大学,ブルキナファソ農業環境研究所 ポイント 西アフリカの重要作物ササゲの圃場栽培データに基づき、乾燥や過湿条件での収量予測精度を改善 気候変動により西アフリカ半乾燥地域では降雨...
1200農業一般

植物の新たな干ばつストレス応答機構を発見~「見えない干ばつ」を克服し、作物の大幅増収への道を切り拓く~

2023-10-03 国際農研,京都大学,名古屋大学東京大学,農研機構,国際協力機構 ポイント 栄養欠乏応答から始まる植物の新たな干ばつストレス応答機構を発見 畝(うね)を利用して、畑で干ばつを安定して誘導する実験系を開発 減収に直結する「...
1202農芸化学

トウモロコシの生物的硝化抑制の鍵となる物質の同定に成功~窒素施肥量を削減できるBNI強化トウモロコシの開発に前進~

2023-06-28 国際農研,農研機構 ポイント トウモロコシ根から強力な生物的硝化抑制(BNI)1)活性を持つ「MBOA」を同定 土壌硝化菌の硝化と増殖を抑制し、トウモロコシの主要なBNI物質であることを科学的に証明 窒素肥料を削減でき...
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1202農芸化学

高CO2環境でイネを増収させる「コシヒカリ」由来の 遺伝子を発見 ~気候変動下での持続可能な稲作に貢献~

2023-03-31 国際農研,農研機構,名古屋大学,横浜市立大学,理化学研究所,明治大学,かずさDNA研究所,科学技術振興機構,国際協力機構 ポイント イネの穂数を増加させる新規遺伝子MP3(MORE PANICLES 3)を「コシヒカリ...
1304森林環境

熱帯雨林樹木の葉脈構造とその機能を解明~葉脈構造の理解が環境適応性の高い樹種選定に貢献~

2023-03-08 国際農研,高知大学,マレーシア サラワク森林局 ポイント マレーシアの熱帯雨林で100樹種以上の葉脈構造を判別し、葉の丈夫さと光合成能力の関係を分析 葉脈1)が明瞭な樹木は、高い光合成と葉の防御力を備えるため、明るい環...
1900環境一般

リン制限により熱帯林の総生産量は従来の予測より36%減少~陸域の炭素収支モデルの予測精度向上に貢献~

2022-11-24 国際農研,高知大学,西シドニー大学 ポイント 世界4大陸の熱帯林から得られた実測データを基に、熱帯で不足しがちなリンが光合成をどの程度制限しているのか解明 リンが光合成を制限する現象を考慮すると、全世界の熱帯・亜熱帯林...
1200農業一般

低品位リン鉱石を活用した有機肥料製造技術を開発~土壌微生物の働きにより化学肥料と同等の増収効果~

2022-10-20 国際農研,ブルキナファソ環境農業研究所,ジョセフ・キゼルボ大学 ポイント 作物残渣に、ブルキナファソ産の低品位リン鉱石1)と根圏土壌2)を添加して発酵させることで、増収効果の高い有機肥料を製造する技術の開発に成功 リン...
1202農芸化学

アジアの伝統野菜「ヒユナ」の遺伝的多様性を世界で初めて解明~4つの亜集団に分類され、インドや中国などを起源に分布=

2022-09-28 国際農研,筑波大学,世界蔬菜センター,かずさDNA研究所 ポイント アジア地域の伝統的な葉物野菜「ヒユナ」1)465種の遺伝的多様性を世界で初めて解明 品種育成に必要な一塩基多型2) マーカー5,638個を同定、105...
1202農芸化学

多収で病害にも強い耐塩性ダイズ新品種を開発~塩害農地におけるダイズの安定生産に貢献~

2022-09-08 国際農研,中国江蘇農業科学院・工芸作物研究所 ポイント 耐塩性遺伝子 Ncl 1)を導入した耐塩性ダイズを国際共同研究により開発 耐塩性に加え、多収性、高品質、病害抵抗性を備えた優良品種 塩害地域におけるダイズ生産の安...
1204農業及び蚕糸

水稲の高温不稔を引き起こす穂の温度上昇には 湿度が強く影響~ 高温不稔の実態を国際的観測ネットワークで解明~

2022-09-06 農研機構,国際農研,岐阜大学,島根大学 ポイント 農研機構らの研究グループが構築した国際的な水田微気象観測ネットワークにより、気温ではなく開花時間帯の水稲の穂の温度(穂温)を指標とすることで、温度や湿度条件の異なる様々...
1200農業一般

微生物の培養だけでセルロースを糖化する技術を開発~微生物糖化法で糖化酵素に要するコストをゼロに~

2022-06-02 国際農研,キングモンクット工科大学トンブリ校 ポイント セルロース糖化の際に酵素添加を必要としない次世代糖化技術「微生物糖化法」を開発 蓄積される糖はエタノール、油脂など、様々な化学製品へ容易に変換可能 微生物糖化法に...
1206農村環境

年間を通じた間断かんがいで農家の利益向上と 温室効果ガスの削減が可能に~メコンデルタにおける間断かんがい技術のメリットをLCAで評価~

2022-06-23 国際農研 ポイント メコンデルタにおいて、間断かんがい(AWD)の通年実施のメリットを評価 AWD実施農家は、通年で6%の増益、かつ38%の温室効果ガス(GHG)排出量の削減が可能 農家の増益を実現しつつ、GHG排出を...
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