京都大学

地球温暖化による地球の高潮と波浪の変化予測~世界の沿岸域の沿岸災害リスクの評価~ 1702地球物理及び地球化学

地球温暖化による地球の高潮と波浪の変化予測~世界の沿岸域の沿岸災害リスクの評価~

2022-03-28 京都大学 志村智也 防災研究所准教授、森信人 同教授、宮下卓也 同助教は、米国アルゴンヌ国立研究所、気象庁気象研究所と共同研究を行い、地球温暖化による地球全体の高潮と波浪の将来変化予測を行いました。 将来の地球温暖化は...
歴史的観測から蘇る1957~1958年のオーロラ観測の全貌:過去4世紀最大の太陽活動極大期に起きたオーロラの痕跡 1702地球物理及び地球化学

歴史的観測から蘇る1957~1958年のオーロラ観測の全貌:過去4世紀最大の太陽活動極大期に起きたオーロラの痕跡

2022-03-28 京都大学 海老原祐輔 生存圏研究所准教授、早川尚志 名古屋大学特任助教、東京大学木曽観測所の畑 英利氏の研究グループは、過去4世紀で最大の太陽活動の際(1957~1958年)に日本で観測された一連のオーロラについての記...
金属の破壊はなぜ起こるのか 複合的な3D可視化技術により解析~定説と異なる真の破壊メカニズムを明らかに~ 0703金属材料

金属の破壊はなぜ起こるのか 複合的な3D可視化技術により解析~定説と異なる真の破壊メカニズムを明らかに~

2022-03-25 京都大学,高輝度光科学研究センター,科学技術振興機構 金属材料が使用されている自動車や飛行機において、金属の破壊は重大な事故につながる恐れがあることから、その破壊メカニズムについて古くから研究が行われてきました。しかし...
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酸素に弱いニトロゲナーゼを有酸素条件でも機能させるための重要因子を発見 0502有機化学製品

酸素に弱いニトロゲナーゼを有酸素条件でも機能させるための重要因子を発見

好気性窒素固定細菌Azotobacter vinelandiiに着目し、窒素源や酸素に対する転写応答を網羅的に解析することで、本菌が好気条件下でもニトロゲナーゼの活性を高く維持するための遺伝子を明らかにしました。また、得られた知見をニトロゲナーゼの異種発現に応用し、好気条件下でのニトロゲナーゼ活性を世界で初めて大幅に向上させることに成功しました。
オープンソースで野外植物フェノタイピング用ローバーを開発~狭い場所でもスイスイ計測~ 1204農業及び蚕糸

オープンソースで野外植物フェノタイピング用ローバーを開発~狭い場所でもスイスイ計測~

2022-03-10 京都大学 那須田周平 農学研究科教授は、郭威 東京大学特任准教授、スイスチューリッヒ大学、横浜市立大学の研究者と共同で、効率的な植物の表現型計測を実現する高速フェノタイピングローバーを開発しました。 植物の生育状態を測...
電荷をもたない奇妙な原子核の高精度探索~ラムダ-中性子-中性子の三体系~ 1701物理及び化学

電荷をもたない奇妙な原子核の高精度探索~ラムダ-中性子-中性子の三体系~

2022-03-08 京都大学 後神利志 理学研究科助教、鈴木一輝 同博士課程学生、中村哲 東北大学教授、板橋浩介 同博士課程学生、L. Tang ハンプトン大学教授、B. Pandey 同大学博士研究員らの研究グループは、米・ジェファーソ...
意図せず侵入する外来植物の侵入個体数と定着成功との関係を解明 1200農業一般

意図せず侵入する外来植物の侵入個体数と定着成功との関係を解明

輸入穀物に混入して侵入する外来植物には農業害草となる種類も多いため、侵入初期に発見してその盛衰を追跡することは、外来植物の効果的な予防管理にも役立ちます。全国の国際貿易港20港で春と秋に植生調査を行い、穀物の輸入量が多い港(穀物輸入港)と穀物を輸入していない港(非穀物輸入港)の植物の組成を比較しました。さらに、穀物輸入港で多く見られた種が輸入穀物にも多く混入しているのかを検証しました。
電荷が反対の粒子間に斥力が働く状況を実現~量子アルゴリズムの新たな応用~ 1701物理及び化学

電荷が反対の粒子間に斥力が働く状況を実現~量子アルゴリズムの新たな応用~

シュウィンガー模型と呼ばれる1次元量子系において、電荷が反対の粒子間に斥力が働く状況を、数値シミュレーションにより実現することに成功しました。これは量子計算機で用いられるアルゴリズム(量子アルゴリズム)の新たな応用であり、通常の方法では解析が困難だった初期宇宙の時間発展屋、有限密度領域における初期宇宙の相構造などの重要な問題の理解に貢献していくことが期待されます。
元素間の混ざり方の違いを利用して新しい結晶構造の安定化に成功~未踏の高機能材料開発への貢献に期待~ 0501セラミックス及び無機化学製品

元素間の混ざり方の違いを利用して新しい結晶構造の安定化に成功~未踏の高機能材料開発への貢献に期待~

元素間に固有の相溶性(固体状態での混ざり方)を駆動力として前例のないZ3型構造の安定化に成功しました。熱力学的にL12相のみ形成可能なFePd3合金に対して、Feとは固溶できないがPdとは固溶可能なInを微量導入することで、Z3型Fe(Pd,In)3構造が安定に形成することを発見しました。
超分子組織化を利用した自在な分子配向制御の新たな選択肢~ポルフィリンの中心金属が薄膜構造を決める~ 0500化学一般

超分子組織化を利用した自在な分子配向制御の新たな選択肢~ポルフィリンの中心金属が薄膜構造を決める~

テトラピリジルポルフィリンが分子間で形成する配位結合を利用することで、この類縁化合物では珍しい垂直配向を実現しました。この成果は配位結合を分子配向制御に用いた初めての例であり、有機半導体だけでな、有機金属構造体(MOF)に代表される超分子材料の分子配向の自在制御にもつながると期待されます。
プラスチック太陽電池の発電機構を解明~オフセットが小さくても光電変換効率が高い理由を分析~ 0401発送配変電

プラスチック太陽電池の発電機構を解明~オフセットが小さくても光電変換効率が高い理由を分析~

半導体ポリマーと非フラーレン型電子アクセプター(NFA)を用いた有機薄膜太陽電池(OSC)の発電メカニズムを明らかにしました。NFAを用いたOSCの光電変換機構は従来系とは異なり、半導体ポリマーとNFAとの相分離界面近傍に形成されるエネルギー準位勾配を駆動力として光電変換していることを明らかにしました。
結合した2種高分子間の「つなぎ目」が鍵~半導体の微細加工に貢献する新しい高分子設計~ 1700応用理学一般

結合した2種高分子間の「つなぎ目」が鍵~半導体の微細加工に貢献する新しい高分子設計~

次世代半導体微細加工材料として注目されているポリスチレン(PS)とポリメタクリル酸メチル(PMMA)によるブロック共重合体であるPS-block-PMMAのつなぎ目にオリゴペプチドを精密に導入することで、PS-block-PMMAの相分離下限分子量よりも低い分子量で長周期のラメラ構造の形成に成功しました。
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