科学技術振興機構(JST)

1700応用理学一般

分子で探るモアレの化学 ~「不整合二層炭素膜」を選んで組み上げ~

炭素膜2枚をずらして重ねることで生じる「モアレ(ずれの周期性)」は超伝導物質などの材料科学分野で注目されています。本研究では、この「モアレ」を「ナノカーボン分子」で実現することに世界で初めて成功した。数種類の組み合わせが想定されるずらした構造のうち、特定の二層膜構造が選択的に得られることを発見した。
0703金属材料

ロジウムを凌駕する高耐久性な多元素ナノ合金排ガス浄化触媒

自動車排ガス浄化に対して最も高い性能を有するロジウム(Rh)を凌駕する、高耐久な多元素ナノ合金触媒の開発に成功した。PdRuに第3の元素を加えることで配置エントロピーを増大させ、高温での固溶体構造を安定化させた種々のナノ合金の開発に成功し、PdRuイリジウム(Ir)ナノ合金がPdRuおよびRhよりも高活性かつ、高耐久性であることを発見した。
0303宇宙環境利用

日本初の画像取得に成功した小型SAR衛星「StriX-α」

内閣府主導による革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」の1つである「小型合成開口レーダー衛星システムの研究開発」の成果を応用した小型SAR衛星の初の画像取得に成功した。
ad
1701物理及び化学

大気の詳細調査に適した地球型の系外惑星を発見

2018年4月にNASAが打ち上げたトランジット惑星探索衛星TESSと、成田教授・福井特任助教らが開発した多色同時撮像カメラMuSCAT2などを用いた多色トランジット観測、惑星の質量を測定することができる視線速度観測の連携により、太陽系から約26光年の距離にある赤色矮星Gliese486を公転している惑星Gliese486bを発見しました。
1700応用理学一般

トポロジーの異なる絶縁体界面による高効率磁化制御

トポロジカル電流を用いたスピントロニクス素子応用に期待 2021-03-03 理化学研究所,東京大学 大学院工学系研究科,東北大学 金属材料研究所,科学技術振興機構 理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター 強相関量子伝導研究チームの...
0502有機化学製品

スズとグラフェンの界面を利用した二酸化炭素を高効率に還元する新しい触媒を開発

二酸化炭素からの化成品合成技術の加速へ 2021-03-04 金沢大学,筑波大学,大阪大学,科学技術振興機構 金沢大学 理工研究域 機械工学系の辻口 拓也 准教授、ナノ生命科学研究所の髙橋 康史 教授、大阪大学 大学院基礎工学研究科の大戸 ...
1700応用理学一般

次世代磁性材料:反強磁性体の持つ普遍的機能性の実証 ~デバイス形状にとらわれない巨大磁気応答~

2021-02-25 東京大学,理化学研究所,科学技術振興機構 ポイント 次世代磁性材料として世界的に注目が集まる反強磁性体において、試料形状によらず任意の方向に指向可能な巨大磁気応答を観測。 不揮発性磁気メモリー開発へつながる新たな多値記...
0505化学装置及び設備

メタン転換固体触媒の性能を理論計算で予測 ~さまざまな材料探索が加速し脱炭素社会へ~

2021-02-25 科学技術振興機構 ポイント 天然ガスを有効利用する技術として有望な酸化的メタンカップリング反応(OCM)は、反応機構が複雑で詳細は未解明だった。 第一原理計算と反応速度論を融合した手法とプログラムを開発し、酸化マグネシ...
0505化学装置及び設備

小さな磁場変化だけで大きな磁気冷凍効果が得られる現象を発見

永久磁石で小型・省電力な液体水素貯蔵・輸送システムへの応用に期待 2021-02-19 物質・材料研究機構 ,科学技術振興機構 NIMSは、液体水素の輸送ロス・貯蔵ロスを低減するために有効と期待される極低温における磁気冷凍技術において、永久...
1700応用理学一般

カゴメ格子の極薄ナノ結晶でも安定な強磁性 ~磁性ワイル半金属の起源解明に前進~

2021-02-18 東北大学,科学技術振興機構 ポイント 磁性ワイル半金属Co3Sn2S2のCoカゴメ格子を有するナノサイズの粒状結晶に、垂直磁化の強磁性を初めて検出。 強磁性は磁性ワイル半金属状態を実現するために不可欠な性質。 新省電力...
0403電子応用

エッジ端末に適した小型省電力プロセッサを実証 ~従来比3.8倍のエネルギー効率でヘルスケアIoTに道~

2021-02-19 東京工業大学,科学技術振興機構 ポイント IoT化を促進する小型で省電力なプロセッサアーキテクチャを設計。 65ナノメートルCMOSプロセスを用いながら小型(1ミリメートル四方)プロセッサLSIの開発に成功。 既存の最...
0403電子応用

光の中で半導体のナノ運動とフォースを読む ~光による構造的強さの変化を測るために~

2021-02-18 名古屋大学,科学技術振興機 東海国立大学機構 名古屋大学 大学院工学研究科の中村 篤智 准教授、松永 克志 教授らの研究グループは、独ダルムシュタット工科大学のXufei Fang (シューフェイ・ファン) 博士および...
ad
タイトルとURLをコピーしました