理化学研究所

0502有機化学製品

AIによる有機分子の設計とその実験的検証に成功

光の吸収波長をターゲットに、「深層学習によるAI技術」と「量子力学に基づいた分子シミュレーション技術」を組み合わせて、AIが設計した有機分子から、安定かつ所望の分子の自動選別に成功した。数個の分子を合成して所望の特性があることを確認した。
0504高分子製品

引っ張ったグラフェンの運命を「京」により予想;絶縁体化の新たなシナリオ

「グラフェン」を等方的に引っ張ったとき、その原子構造と電子状態がどのように変わるかをシミュレーションにより解析し、従来の予想とは異なる新しいシナリオを発見した。
0501セラミックス及び無機化学製品

X線の2光子吸収分光法を実現;高温超伝導体をはじめとする遷移金属化合物のd軌道の理解に貢献

X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」を用いて、物質がX線の光の粒(光子)を2個同時に吸収する2光子吸収を利用した新しい分光法「X線2光子吸収分光法」を世界で初めて実現しました。
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1701物理及び化学

原子核形状の2次相転移をスパコンシミュレーションで発見

錫同位体原子核は硬い球、という昔からの常識と、最近の実験データとの間の矛盾が、スパコンでのモンテカルロ殻模型計算と相転移発生の発見により解決した。錫同位体は柔らかく変形していることを計算で示し、中性子数が増えると硬い球に変わることを、原子核形状での2次相転移の最初の例として示した。
1701物理及び化学

スキルミオン弦の電流駆動

電流によって引き起こされる「スキルミオン弦」と呼ばれるひも状のトポロジカルスピン構造の新しい振る舞いを明らかにした。次世代高性能メモリ素子の実現に向けた、スキルミオンの電流駆動特性の解明につながる。
91教育

科学道100冊フェア

「知りたい!」という科学者の好奇心が、社会や暮らしを豊かにしてきました。科学の面白さを伝える100冊の本。あなたの「知りたい!」が、きっと次の未来をつくります。
0502有機化学製品

スチレン類の二官能基化型ペルフルオロアルキル化反応

ジアシルペルオキシドとスチレン類との特徴的な反応性に注目し、メタルフリー条件における「二官能基化型のペルフルオロアルキル化反応」の開発に成功した。
1701物理及び化学

プラズマ誕生の瞬間を観測

国際チームがX線自由電子レーザー照射によるプラズマ生成機構を解明 2018/08/03 東北大学多元物質科学研究所,京都大学大学院理学研究科,広島大学大学院理学研究科,理化学研究所,高輝度光科学研究センター 【研究のポイント】 高強度X線自...
1701物理及び化学

銅酸化物高温超伝導体で2次元の強磁性ゆらぎを世界で初めて観測

銅酸化物の高温超伝導体では、反強磁性の絶縁体である母物質に正孔または電子キャリアを注入することで超伝導が発現するが、大量にキャリアを注入すると超伝導が消失する。大量に正孔を注入した銅酸化物で2 次元の強磁性ゆらぎを世界で初めて観測した。
1701物理及び化学

細胞中のタンパク質を全部光らせる

細胞の中にあるほぼ全ての種類のタンパク質を蛍光色素でラベル化する手法とその評価法を開発した。
1701物理及び化学

SACLAにより銅キューブ粒子の内部構造変化を可視化

金属ナノ粒子の一つである「銅キューブ粒子」の成長に伴う内部構造とその変化を、X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」[3]を光源として用いたX線回折イメージング(XDI)法によって明らかにした。
0403電子応用

量子効果で10倍以上の磁気熱電効果を室温で実現

これまで知られていた最高値の10倍以上大きな磁気熱電効果(異常ネルンスト効果)を室温で示す材料を世界で初めて発見した。この巨大異常ネルンスト効果の背景には電子構造のトポロジーが関係しており、全く新しい量子効果に基づいている。
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