東京工業大学

0501セラミックス及び無機化学製品

新材料の??‟温めると縮む”効果、2つのメカニズムの同時発生で高まることを発見

ニッケル酸ビスマス(BiNiO3)と鉄酸ビスマス(BiFeO3)の固溶体において、金属間電荷移動と極性−非極性転移という2つの異なるメカニズムが同時に起こることによって、温めると縮むという負熱膨張が増強されることを発見した。
0501セラミックス及び無機化学製品

貴金属使わずアンモニア合成触媒となる新物質発見

貴金属を使わずに低温でアンモニア合成活性を示す物質を見いだすことに成功した。
1701物理及び化学

フッ素とネオンの同位元素の存在限界を初めて決定~原子核の地図の境界線を20年ぶりに更新~

フッ素とネオンの「中性子ドリップライン(各元素において中性子数が最も多い同位元素の存在限界)」が、フッ素-31(31F:中性子数22、質量数31)とネオン-34(34Ne:中性子数24、質量数34)であることを初めて同定した。
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2000原子力放射線一般

現場利用のための「理研小型中性子源システム RANS-II」

容易に移設できるコンパクトサイズの「理研小型中性子源システムRANS-II(ランズ・ツー)」を開発し、計測実験に十分な中性子線の発生に成功した。
0501セラミックス及び無機化学製品

軽量で安全な水素キャリア材料を開発 ~室温・大気圧において光照射のみで水素を放出~

ホウ素と水素の組成比が1:1のホウ化水素シートが室温・大気圧下において光照射のみで水素を放出できることを見出した。ホウ化水素シートに紫外光を照射する単純な操作で、室温・大気圧という穏やかな条件で水素を取り出すことができる。
1701物理及び化学

フラストレート量子磁性体におけるハイブリッド励起を発見~譲り合う励起状態たち~

量子無秩序状態から非共線磁気秩序状態への量子相転移を示すフラストレート量子磁性体の励起スペクトルを圧力下中性子非弾性散乱により観測。量子臨界点近傍において位相揺らぎと振幅揺らぎのハイブリッド励起の検証に初成功、ミクロな起源を明らかにした。
2004放射線利用

線形加速器を用いた透過型電子顕微鏡を開発

小型でありながら効率的に電子ビームを加速する線形加速器と、新規な精密ビーム制御技術を電子顕微鏡に導入することにより、既存の研究室にも収容可能な程にコンパクトな超高圧電子顕微鏡を開発、顕微鏡像観察が可能であることを実証した。
0502有機化学製品

DNAオリガミによる人工細胞微小カプセルの開発に成功

DNAオリガミで作製したDNAナノプレートによって細胞膜を模倣した、人工細胞(微小カプセル)の開発に世界で初めて成功した。分子コンピュータや分子センサーを搭載した分子ロボットや、薬剤送達等への応用が期待される。
1702地球物理及び地球化学

硫黄同位体組成が解き明かす南極硫酸エアロゾルの起源

南極沿岸と内陸のエアロゾルの硫黄安定同位体組成に差異がなく、両者ともに硫黄の起源の変化に応じて変動していることを発見した。硫黄同位体組成が起源推定に有用な指標であることを意味する。
1702地球物理及び地球化学

南極の海洋生物起源の硫酸塩エアロゾルは氷期に減少していた

南極のドームふじで掘削されたアイスコアのイオン分析データを用いて、南極海の植物プランクトンに由来する硫酸塩エアロゾルの変動を、過去72万年間にわたって推定した。
2004放射線利用

量子干渉効果と格子欠陥が磁気準粒子に及ぼす作用を中性子散乱で観測

量子反強磁性体Ba2CoSi2O6Cl2の中性子散乱実験により磁気準粒子トリプロンが、相互作用のフラストレーションによる量子干渉効果によって動けなくなることを確認。格子欠陥による不対スピンとトリプロンが量子力学的励起状態形成を明らかに。
0504高分子製品

機械学習の「記憶」を活用し、高分子の熱伝導性の大幅な向上に成功

少数の物性データから予測モデルを導くために、転移学習と呼ばれる解析技術を駆使して問題解決を図った。高分子インフォマティクスの最大障壁とされる「スモールデータ問題」の克服に向けた大きな一歩と位置付けられる。
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