国立天文台

1701物理及び化学

非一様原始磁場は「ビッグバンリチウム問題」を解決できるか?

元素合成計算によって、原始磁場のゆらぎの効果を考慮することで原始7Li存在量が減少し、「ビッグバンリチウム問題」の解決に寄与することが明らかになった。
1701物理及び化学

赤ちゃん星はふたつの発声法で産声を上げる

2019-02-26  国立天文台 アルマ望遠鏡の観測にもとづいた、原始星MMS5/OMC-3の想像図。中央にある原始星から、細く絞られたものと幅が広いものの2種類のガス流が噴き出しているようすが描かれている。 アルマ望遠鏡による観測で、原...
0300航空・宇宙一般

中性子星合体からの光を分析する世界最高精度の原子データの構築

宇宙の彼方で起こった中性子星同士の衝突と大爆発に由来する光の分析を可能とするデータを、世界最高の精度で求めることに成功した。宇宙に存在する金やプラチナなどの貴金属の起源を解明する重要な手がかりとなる。
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1701物理及び化学

ガス雲を振り回す野良ブラックホール

アルマ望遠鏡で天の川銀河の中心核「いて座 A*」から約20光年離れた異常な㏿度を持つ分子ガス雲に、高解像度の電波観測を行い「見えない重力源」に強く引っ張られ公転運動する様子を捉えた。太陽の3万倍にも匹敵する質量が集中していることが明らかに。
1701物理及び化学

アルマ望遠鏡、巨大赤ちゃん星のまわりで塩を発見

2019-02-08  国立天文台 アルマ望遠鏡が地球からおよそ1500光年離れた若い星を観測し、その星を取り巻くガスの円盤の中に塩(塩化ナトリウム)が含まれていることを発見しました。年老いた星の大気中では検出されたことがありますが、若い星...
1701物理及び化学

若い星を取り巻く円盤での雪解けが有機分子を放つ

2019-02-05  国立天文台 アルマ 望遠鏡で観測した「オリオン座V883」の疑似カラー画像。塵の分布をオレンジ、メタノール分子の分布を青で示しています。 オリジナルサイズ(980KB) アルマ望遠鏡が、若い星を取り巻く円盤の中に有機...
1702地球物理及び地球化学

小型望遠鏡で捉えた太陽系最果てにある小天体の影

市販の望遠鏡に高速ビデオカメラを装着し、沖縄県宮古島市に設置した2台のシステムで同じ領域を同時に多数の恒星2000個を60時間にわたってモニターして観測する方法で、太陽系の最果てにある極小サイズの天体が、背景の恒星を隠す現象が捉えられた。
1701物理及び化学

謎の爆発現象AT2018cowの正体に迫る

2億光年かなたのひとつの銀河で発生した大爆発が地球でとらえられました。しかし、その爆発はこれまでに観測されたものとはまったく違っていました。研究者の間ではまだ論争が続いていますが、宇宙の中でも極めてエネルギーの高い現象が発生する瞬間を目の当たりにしたようです。
0303宇宙環境利用

観測ロケットFOXSI-3が軟X線太陽像を新手法で描く

開発した軟X線用の高速度カメラを、日米共同・太陽観測ロケット実験FOXSI-3に搭載し、2018年9月7日に打ち上げて、6分間の大気圏外飛行中に太陽を観測した。
1701物理及び化学

渦を巻いて飛行する「光子渦」の量子状態を調べる手法を提案

2019/01/11  量子科学技術研究開発機構 【発表のポイント】 通常の光子とは異なる、渦状の(量子力学における)波動関数を持つ「光子渦」が生成可能になり、様々な応用がされようとしている。しかし、個々の「光子渦」の波動関数を直接測定する...
1701物理及び化学

大質量星形成領域Sharpless-76Eの精密な距離測定と、原始星の特定に成功

2019/01/11 国立天文台 成果報告 Sharpless-76Eの中間赤外線3色合成図。中心の紫十字印が今回観測された水メーザーの位置に相当。(出典:NASA/IPAC Infrared Science Archive, WISE) ...
1701物理及び化学

74個の銀河に3万個の星の工場 ~ アルマ望遠鏡が挑む銀河と星形成の謎~

アルマ望遠鏡による合計750時間の観測により、74個の円盤銀河のこれまでにないほど詳細な電波画像が撮影された。その中には、3万個の「星の工場」、つまり星の材料となるガスの集合体が写し出されていた。
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