アルマ望遠鏡

1701物理及び化学

天の川銀河中心ブラックホールを回る星の動きをアルマ望遠鏡で見る

アルマ望遠鏡を用いて天の川銀河中心の観測を行い、この領域の星がランダムに動いているのではなく、いくつかのグループに分類できることがわかった。いて座Aスター近傍では、多くの星はいて座Aスターを中心に時計回りに公転している。
1701物理及び化学

アルマ望遠鏡バンド1受信機、ファーストライトを達成

国際協力の下で開発を続けてきたアルマ望遠鏡のバンド1受信機が、チリのアルマ望遠鏡山麓施設でアンテナに搭載された。2021年8月14日に、月からの電波を初めて受信する「ファーストライト」に成功した。アルマ望遠鏡の受信機の中でも最も低い周波数帯の電波を観測できるバンド1受信機を用いることで、冷たい宇宙の観測がより大きく前進することが期待。
1701物理及び化学

アルマ望遠鏡が観測した大質量星形成における磁力と重力の相互作用

アルマ望遠鏡を使って、地球から7600光年の距離にあるIRAS 18089-1732と呼ばれる大質量星形成領域を観測し、渦巻き状の磁場構造を発見した。しかし予想に反して、この磁場は、別の基本的な力である「重力」に圧倒されていた。さらに、原始星が重力によってガスを引き付けることで、原始星周囲の磁力線がねじれていることを発見した。
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1701物理及び化学

観測史上最古、131億年前の銀河に吹き荒れる超巨大ブラックホールの嵐

131億年前の宇宙に存在した銀河の中で吹き荒れる強烈な「銀河風(ぎんがふう)」を、アルマ望遠鏡を用いた観測で発見した。大規模な銀河風が見つかった銀河としては、観測史上最古のもの。
1701物理及び化学

観測史上最古、124億年前の宇宙に渦巻き構造を持つ銀河を発見

アルマ望遠鏡の観測データを用いた研究から、124億年前の宇宙に、観測史上最古となる渦巻き構造を持つ銀河が発見された。
1701物理及び化学

天の川銀河の中心部に「赤ちゃん星の巣」を発見

天の川銀河中心部での星形成の実態を探るためにアルマ望遠鏡を使った観測を行った。星形成の兆候である原始星から噴き出す高速ガス流(アウトフロー)を43個発見した。
1702地球物理及び地球化学

惑星系の化学組成は誕生前から多様? ~アルマ望遠鏡で多くの原始星を化学調査~

アルマ望遠鏡を用いて約50個の原始星の周りに存在するガスの化学組成を調べた結果、有機分子の存在量が天体によって大きく異なることを発見した。これほど多くの、それも同じ領域にある原始星で、周囲を取り巻くガスの化学組成が調査されたのは初めて。原始太陽系の環境の化学的起源の理解に貢献すると期待。
1701物理及び化学

アルマ望遠鏡、木星の成層圏に吹くジェット気流を初めて観測

木星の成層圏に吹く風の速度を直接測定することに初めて成功した。1994年に起きたシューメーカー・レビー第9彗星の木星衝突の余波を分析することで、木星の極付近に時速1450kmにも及ぶ強風が吹いていたことが明らかになった。
1702地球物理及び地球化学

アルマ望遠鏡で調べる星の「種」

2021-02-24 国立天文台 星々の間にただよう低温のガスや塵は、星の材料です。この材料が集まっている場所を、「分子雲」と呼びます。分子雲の中でも特にガスや塵が濃く集まっているところは「分子雲コア」と呼ばれます。アルマ望遠鏡を使った研究...
1701物理及び化学

赤ちゃん星が成長する仕組み: ガス円盤から回転の勢いを抜き取るガス流

2021-02-09 国立天文台 台湾中央研究院天文及天文物理研究所のチンフェイ・リー氏らの国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使って赤ちゃん星(原始星)HH 212を高解像度で観測し、原始星周辺から噴き出すガスの広がりを詳しく描き出すことに成...
1701物理及び化学

アルマ望遠鏡、衝突によって星形成能力を失う銀河を発見

2021-01-12 国立天文台 イギリス・ダーラム大学/フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)のアナガラジア・プグリシ(Annagrazia Puglisi)氏らの研究チームは、アルマ望遠鏡を使って、93億年前の宇宙で大量のガスを噴き...
1701物理及び化学

生まれたばかりの宇宙で成熟した銀河が急速に出現していた

アルマ望遠鏡による初期宇宙にある銀河の最大規模の探索 2020-10-28 国立天文台 研究グループが、アルマ望遠鏡を用い電波で観測した初期宇宙の銀河のうちの2つ。銀河は大量の塵(黄色部分)を含んでおり、原始的な状態ではなく比較的成長してい...
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