2004放射線利用

量子干渉効果と格子欠陥が磁気準粒子に及ぼす作用を中性子散乱で観測 2004放射線利用

量子干渉効果と格子欠陥が磁気準粒子に及ぼす作用を中性子散乱で観測

量子反強磁性体Ba2CoSi2O6Cl2の中性子散乱実験により磁気準粒子トリプロンが、相互作用のフラストレーションによる量子干渉効果によって動けなくなることを確認。格子欠陥による不対スピンとトリプロンが量子力学的励起状態形成を明らかに。
患者脳の微細構造解析でパーキンソン病の新たな疾患概念を提唱 2004放射線利用

患者脳の微細構造解析でパーキンソン病の新たな疾患概念を提唱

パーキンソン病患者の脳の病理解剖によって、タンパク質異常凝集体であるレビー小体がアミロイド線維と呼ばれる特徴的な構造を持つタンパク質の線維を含んでいることを初めて確認した。
腫瘍の正しい位置に放射線照射ができているかリアルタイムで確認 2004放射線利用

腫瘍の正しい位置に放射線照射ができているかリアルタイムで確認

新しく開発した放射線画像化装置を用い、粒子線がん治療に用いる炭素線の飛跡を照射中にリアルタイムで画像化することに成功した。
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新たな高性能画像診断機器である「医療用コンプトンカメラ」を開発し、世界で初めての臨床試験に成功 2004放射線利用

新たな高性能画像診断機器である「医療用コンプトンカメラ」を開発し、世界で初めての臨床試験に成功

医療用コンプトンカメラの開発を進め、世界で初めて臨床試験を行い、人体に投与した2種類の核医学診断薬剤(18F-FDG(PET薬剤)と 99mTc-DMSA(SPECT薬剤))が特定臓器に集積している様子を同時に可視化することに成功した。
窒化ガリウムマイクロLEDの発光効率を低電流密度で5倍に高効率化 2004放射線利用

窒化ガリウムマイクロLEDの発光効率を低電流密度で5倍に高効率化

中性粒子ビームエッチング技術を用い、加工ダメージの極めて少ないGaNマイクロLEDを作製した。LEDのサイズを6 マイクロメートルまで小さくしても低電流密度での発光効率を維持。
X線照射で始まる超高速反応の観測に成功~レントゲンによるX線の発見から120年で初~ 2004放射線利用

X線照射で始まる超高速反応の観測に成功~レントゲンによるX線の発見から120年で初~

2019-05-17 東北大学,京都大学,広島大学,理化学研究所,高輝度光科学研究センター【発表のポイント】 X線照射により極めて短時間に起こる現象を観測。 放射線損傷機構の解明に期待。【概要】東北大学多元物質科学研究所の福澤宏宣助教と上田...
3次元放射光ナノイメージングとデータ科学の融合~酸素吸蔵・放出材料における酸化反応の軌跡可視化 2004放射線利用

3次元放射光ナノイメージングとデータ科学の融合~酸素吸蔵・放出材料における酸化反応の軌跡可視化

硬X線タイコグラフィとコンピュータトモグラフィを組み合わせ、材料試料の3次元空間分解X線吸収微細構造を取得する「3次元硬X線スペクトロタイコグラフィ法」を開発し、酸素吸蔵・放出材料粒子内で起きる酸化反応の軌跡の可視化に成功した。
常識に反する酵素の基質認識メカニズムを解明~有用な人工アミノ酸の設計・活用が可能に~ 2004放射線利用

常識に反する酵素の基質認識メカニズムを解明~有用な人工アミノ酸の設計・活用が可能に~

タンパク質に導入できる「AF変異ピロリシルtRNA合成酵素(AF変異PylRS)と、14種類の人工アミノ酸との複合体の立体構造を網羅的に解析し、AF変異PylRSがこれまでの酵素学の常識を覆す能力を持つ酵素であることを明らかにした。
インフラ検査用の大面積・高感度デジタルX線イメージング装置を開発 2004放射線利用

インフラ検査用の大面積・高感度デジタルX線イメージング装置を開発

デジタルX線イメージング装置を大面積化・高精細化して有感エリア43 cm×35 cm(800万画素)の、バッテリーで駆動のデジタルX線イメージング装置を開発した。小型X線源と合わせて、鉄10 cm厚までを非破壊検査できる。
データで推定、真のX線感度~画像による病状の診断精度向上へ期待~ 2004放射線利用

データで推定、真のX線感度~画像による病状の診断精度向上へ期待~

X線検出器の感度ムラによるノイズに埋もれていた信号を浮き彫りにする「レリーフ補正法」を開発した。
いつ山は高くなったのか? 山地形成過程の解明に新たなアプローチ 1703地質

いつ山は高くなったのか? 山地形成過程の解明に新たなアプローチ

大量の鉱物粒子の迅速な元素分析を可能にする高速定量分析技術の開発2019-03-29 日本原子力研究開発機構【発表のポイント】 山地の形成過程の解明には岩石由来の堆積物の供給源とその変化を推定するアプローチがあるが、従来の手法では鉱物鑑定の...
重粒子線治療では2次がんが増加しにくいことを明らかに 2004放射線利用

重粒子線治療では2次がんが増加しにくいことを明らかに

放射線治療の一種である重粒子線治療を一般的な光子線治療と比較した場合、前立腺癌の治療後に2次がんが発生する確率が重粒子線治療で有意に少なくなっていた。
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