2025-06-02 北海道大学,川崎重工業株式会社
AEM 水電解の模式図と利点
北海道大学と川崎重工業は、アニオン交換膜(AEM)水電解装置向けの高性能電極を共同開発し、ラボスケール試験で世界最高水準の電解効率4.23 kWh/Nm³を達成しました。これは現行技術より約10%の省エネを実現し、欧州の目標値(4.30 kWh/Nm³)も上回る成果です。本技術は、貴金属使用量の削減と装置の小型化・低コスト化に寄与し、カーボンニュートラル実現に向けた水素製造の新技術として期待されています。
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