2025-05-30 早稲田大学
早稲田大学とJAXAは、テラヘルツ帯(95GHz)対応の無線通信システムを試作し、東京都内で4.4kmの長距離通信において4Gbpsの高速伝送に成功しました。この成果は、Beyond5G/6G時代の非地上系ネットワーク(NTN)におけるフィーダーリンクの大容量化を実現する技術基盤となります。開発した送受信機は92~104GHzに対応し、地上用1.2m径と飛行体用0.3m径のカセグレンアンテナを組み合わせています。今後は出力1Wで20km・20Gbps通信を目指し、HAPSや航空機向けの応用が期待されます。
図1 航空機と地上実験局間の通信実験イメージ ©JAXA/早稲田大学
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