2025-04-18 国立極地研究所,宇宙航空研究開発機構
国立極地研究所とJAXAは、2025年3月20日に観測された北極の冬季海氷域面積が1379万平方キロメートルと、1979年からの衛星観測史上最小であったと発表した。これは従来の最小記録(2017年)を13万平方キロ下回る。観測は「しずく」衛星を含むマイクロ波放射計により行われ、海氷の拡大ピークである冬季における異常な縮小が確認された。この結果は、ArCS IIプロジェクトの一環として、長期的な極域環境の変化を監視する重要なデータとなる。
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