有機伝導体の分子配列と電子構造を制御する分子の開発~有機超伝導体を開発するための新しい分子設計戦略~

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2023-12-06 愛媛大学

このたび、愛媛大学大学院理工学研究科(工学系)の御﨑洋二教授らの研究グループは、有機伝導体の分子配列と電子構造を精密に制御することに成功しました。この成果は愛媛大学リサーチユニット「エネルギーの高効率利用と貯蔵に関する材料開発研究ユニット(E-USE)(代表:内藤教授(理学系))」の一環としての共同研究によるものです。

同グループでは3つの分子を連結した三連結分子を開発することで、特性が異なる分子を規則正しく配列させ、超伝導状態を引き起こしやすい物質を作ることに成功しました。超伝導という状態では、送電の際のエネルギーロスがなくなるため、電気エネルギーの効率的な利用が可能になります。しかし超伝導を起こす物質は希少であることから、本研究成果は有機超伝導体を開発するための新しい分子設計戦略として注目されています。

本研究成果に関する論文は、英国王立化学会(RSC)の学術雑誌「Chemical Communications」に掲載され、オンライン版で公開されました(2023年10月18日)。また、編集部から高い評価を得ており、2023年11月25日に発行された掲載号の裏表紙に採用されました。

論文情報

掲載誌:Chemical Communications
DOI:10.1039/D3CC03198E
題名:A Triad Molecular Conductor: Simultaneous Control of Charge and Molecular Arrangements
(日本語訳)三連結分子を利用して、有機伝導体の分子配列と電子構造を同時に制御
著者:Naoya Kinoshita, Atsuya Maruyama, Takashi Shirahata, Toshio Naito, and Yohji Misaki
責任者:Yohji Misaki(御﨑 洋二)・愛媛大学大学院理工学研究科

プレスリリース資料はこちら(PDF 602KB)

本件に関する問い合わせ先

愛媛大学大学院理工学研究科(工学系) 応用化学講座
教授 御﨑 洋二

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