シルバーエアーボンバルディアBD-700-1A10型重大インシデント[機内気圧の異常な低下](那覇空港の北北東約92km、令和2年2月20日)

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2021-08-26 運輸安全委員会

シルバーエアーボンバルディアBD-700-1A10型重大インシデント[機内気圧の異常な低下](那覇空港の北北東約92km、令和2年2月20日)

概要

報告書番号:AI2021-7-1
発生年月日:2020年02月20日
発生場所:那覇空港の北北東約92km、FL250
航空機種類:飛行機
航空機区分:大型機
型式:ボンバルディア式BD-700-1A10型
登録記号:N829RA
運航者:シルバーエアー
事故等種類:航空機内の気圧の異常な低下

概要:
シルバーエアー所属ボンバルディア式BD-700-1A10型N829RAは、チャーター便として令和2年2月20日(木)15時54分に東京国際空港を離陸し、タンソンニャット空港(ベトナム社会主義共和国)へ向けてFL400を飛行中、機内の気圧が異常に低下したことを示す計器表示があったため、緊急事態を宣言し、高度約10,000ftまで緊急降下を実施した。機長は、目的地を那覇空港に変更し、18時32分に同空港へ着陸した。

原因;
本重大インシデントは、同機がFL400を飛行中に両方の空調装置(PACK)が停止したことにより、機内の気圧の異常な低下が発生したものと推定される。両方のPACKが停止したことについては、運航乗務員が燃料循環装置のスイッチを操作するつもりで誤って両方のPACKのスイッチを「OFF」にしたことによるものと推定される。

死傷者数:なし
公表年月日:2021年08月26日
報告書(PDF):公表

0300航空・宇宙一般
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