2021-04

海底広域研究船「かいめい」を用いた国際深海科学掘削計画(IODP)第386次研究航海の実施について 1702地球物理及び地球化学

海底広域研究船「かいめい」を用いた国際深海科学掘削計画(IODP)第386次研究航海の実施について

海底広域研究船「かいめい」は、ECORDと共同で研究航海を実施する。最大長40mの大口径(110mmφ)長尺ピストンコアラーを使って日本海溝の海底堆積物を連続的に採取し、過去に起きた地震の痕跡を調べる。日本海溝の巨大地震の特徴や発生のプロセスなどを知り、今後起こりうる地震の最大規模や発生頻度の推定につながることが期待される。
テストが難しいシミュレーション設定を自動で見つける技術を開発 0108交通物流機械及び建設機械

テストが難しいシミュレーション設定を自動で見つける技術を開発

自動運転システムにおいて自動車の多様な振る舞いをテストできるシミュレーション設定を自動で見つける技術を開発した。進化計算と呼ばれる最適化技術を用いてシミュレーションの試行を繰り返し、他車の配置などに応じて、大きな加速やブレーキ、ハンドル操作などの特徴的な自車の振る舞いが起きるようなシミュレーション設定を見つけ出すことができる。
コロナ禍における人々の行動の変化のタイミング 1603情報システム・データ工学

コロナ禍における人々の行動の変化のタイミング

新型コロナウイルスの流行は公衆衛生のみならず経済活動や暮らしに大きな影響を与えている。消費と人流に関する日次レベルのデータに着目し、一般に利用な可能ないくつかのデータについて紹介する。また、統計モデルによって分析し人々の行動が変化した時点を調べる。
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微細藻類バイオ燃料:炭水化物を油脂に変換 0503燃料及び潤滑油

微細藻類バイオ燃料:炭水化物を油脂に変換

イオンビ―ム育種技術を用いて、明暗周期条件でも油脂を多く生産する微細藻類を見出した。この微細藻類は、デンプン枝切り酵素遺伝子が破壊されており、炭水化物が分解されやすいフィトグリコーゲンとして生成され、炭素リソースが炭水化物(フィトグリコーゲン)から油脂へと再分配される仕組みであることを解明した。
果実発色促進装置による収穫後のブドウ、リンゴ果実の着色改善~技術紹介リーフレット~ 1204農業及び蚕糸

果実発色促進装置による収穫後のブドウ、リンゴ果実の着色改善~技術紹介リーフレット~

収穫後のブドウやリンゴなどの果皮着色の向上を目的として開発した「果実発色促進装置」の仕組みと実施例を紹介。
宇宙の灯台「かにパルサー」に隠れていたX線のきらめき~巨大電波パルスに同期したX線増光の検出に成功~ 1701物理及び化学

宇宙の灯台「かにパルサー」に隠れていたX線のきらめき~巨大電波パルスに同期したX線増光の検出に成功~

高速で自転する中性子星「かにパルサー」で発生する「巨大電波パルス(GRP)」に同期して増光するX線を検出した。宇宙遠方で発生する高速電波バースト(FRB)の起源や発生メカニズムの解明にも貢献すると期待できる。
1年先の夏季アジアモンスーンの予測に成功 1702地球物理及び地球化学

1年先の夏季アジアモンスーンの予測に成功

最新の季節予測モデルを用い、1年先の夏季アジアモンスーンの予測に初めて成功した。この成功は、エルニーニョ現象及びその後の影響がよく再現されていたこと、また、大規模なアンサンブル予測を行ったことに起因していることを明らかにした。
連続干天日数に関する数学モデルを構築し、旱魃の回避に役立つ方法論を提案 1702地球物理及び地球化学

連続干天日数に関する数学モデルを構築し、旱魃の回避に役立つ方法論を提案

連続干天日数に関する数学モデルを構築して、天水農業の盛んなイラクのニネベ平原における旱魃の回避に役立つ方法論を提案した。
生産性・安全性向上に向けて国内鉄道業界で初めてロボットアームを搭載した鉄道電気工事用車両「ブラケットハンドリング車」を開発しました 0108交通物流機械及び建設機械

生産性・安全性向上に向けて国内鉄道業界で初めてロボットアームを搭載した鉄道電気工事用車両「ブラケットハンドリング車」を開発しました

ロボットアームを搭載した鉄道電気工事用車両「ブラケットハンドリング車」を開発した。人力に頼って実施している可動ブラケット(電柱付属部品)の取替作業をロボットアームにより機械化・自動化することで生産性向上と安全性向上を図る。
水素ステーション向けの超高圧液体水素昇圧ポンプを開発 0103機械力学・制御

水素ステーション向けの超高圧液体水素昇圧ポンプを開発

水素ステーション向けに、90MPa級の超高圧液体水素昇圧ポンプを開発した。長崎地区にある極低温試験設備において、液体水素を超高圧の90MPaまで昇圧することに成功した。
すばる望遠鏡が明らかにした彗星核の熱履歴 1701物理及び化学

すばる望遠鏡が明らかにした彗星核の熱履歴

すばる望遠鏡により、地上からの観測としては初めて、彗星の本体である核の表層の成分を捉えることに成功した。解析の結果、この彗星は現在の軌道で予想されるよりも高い温度の状態を、過去に経ていたことが分かった。
天然ガスのメタンを室温下でメタノールに転換する技術を開発 0503燃料及び潤滑油

天然ガスのメタンを室温下でメタノールに転換する技術を開発

天然ガスを室温下でメタノールに転換する技術を開発。大量の熱と圧力を要するメタノール製造の最初のステップである、メタンガスの炭素と水素の結合の切断に効果的な触媒材料(チタンと銅)を特定。同結合の切断に必要なエネルギーを低減し、反応温度が産業プロセスの 200℃超から約 20℃に低下。
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