日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成29年12月分)

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~家庭用室内ブラインドひも、高機能タイプのLEDランプ、形態安定加工ワイシャツ試験方法及び評価基準などのJISを制定・改正~

JISは、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性などを定めた国家規格です。JISは、社会的環境の変化に対応して、制定・改正されています。社会的に関心の高い重要な制定や改正を月に1度紹介しています。

1.今回のJIS規格制定・改正内容

今回は、10件の制定及び14件の改正を行いました(資料1)。中でも、以下のJISの制定・改正は特に重要です。

(1)家庭用室内ブラインドひもに関するJIS制定

家庭用室内ブラインドのひも(コード)は、偶発的に子どもの首に絡まるなどして事故原因になる懸念があります。こうした子どもの首に絡まるリスクを最小限に抑えるため、JISA4811「家庭用室内ブラインドに附属するコードの要求事項-子どもの安全性」を制定しました。(資料2)。

(2)高機能タイプのLEDランプに関するJIS制定と改正

LEDランプについて、更なる安全性向上に加え、一般消費者の生活環境向上のため、一段高い性能(演色性、光束維持率、エネルギー消費効率)をもつランプを高機能タイプとして設定するJISの制定・改正を行いました。(資料3)。

(3)形態安定加工ワイシャツ試験方法及び評価基準に関するJIS制定

現在、国内メーカーは高機能繊維製品に力を入れ、海外品との差別化を図っています。今回、高機能繊維製品の一つであるアイロン掛けが不要な形態安定加工を施したワイシャツについて、客観的な評価を可能とする試験方法及び評価基準を規定したJISL1924(形態安定加工ワイシャツ試験方法及び評価基準)を制定しました。本JIS制定によって、消費者が効果のある製品を正しく購入することが可能となり、粗悪品の排除に繋がる等、消費者の利便性向上が期待できます(資料4)。

2.JIS(日本工業規格)とは

JIS(Japanese Industrial Standards)とは、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定される我が国の国家規格です。

JISは、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられています。

経済産業省では、技術の進歩や、安全性の向上等、必要に応じて、JISを制定・改正しています。

JISについて、詳しくお知りになりたい場合は、下記のサイトをご覧ください。

JISは、日本工業標準調査会(JISC:Japanese Industrial Standards Committee)の審議を経て制定されます。このたび12月分のJISの制定・改正を行いました。

担当

産業技術環境局 基準認証広報室長 斉藤
担当者:菅

公表日 平成29年12月20日(水)

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