2017-12-11 環境省
1.趣旨
環境省では、屋外照明による光害を防止することが重要になってきていること等を踏まえ、「星空観察の推進手法に関する検討会」を開催しました。その検討結果として、本年10月の「第29回星空の街・あおぞらの街全国大会in信州南牧村」において、今年の冬から肉眼による星空観察を、また、来年の夏からデジタルカメラによる星空観察を呼びかけていくことを報告したところです。
今年度は、次の期間を肉眼による冬の星空の観察期間としました。
星空観察は、環境保全の重要性について関心を深めていただく良い機会となります。また、星空を地域資源として宿泊客の誘致に活用する動きも各地で見られ、地域作りにも貢献します。この機会に、是非、星空の観察に取り組んでみてください。
2.観察期間
平成30年1月6日(土)~1月15日(月)の10日間
(この期間に各自で1日以上観察してください。)
3.観察時間
日没後1時間半以降
4.観察方法
肉眼による観察
5.観察内容
(1)天の川の観察
高度の異なる天の川の3部分(ペルセウス座付近、ふたご座・ぎょしゃ座付近、いっかくじゅう座(冬の大三角)付近)を観察するものです。暗い環境に時間をかけて目を慣らすと、微かな星が見えてきて観察しやすくなります。
※別紙1「天の川観察シート」を用いて観察してください。
(2)GLOBE AT NIGHT への参加によるオリオン座周辺の星の観察
GLOBE AT NIGHT(夜空の明るさ世界同時観察キャンペーン)は国際ダークスカイ協会(IDA)が2006年から行っている取組であり、夜空を見上げていただき、その見え方が観察シートにある8つの星図のどれに一番近いかを観察するものです。観察結果を、国際ダークスカイ協会(IDA)のウェブサイト(http://idatokyo.org/gan/)に報告すると、世界中にデータが共有され、世界のどこで星座がはっきり見えるかが明らかになります。
※別紙2「GLOBE AT NIGHT 観察シート」を用いて観察してください。
6.参加方法
事前の参加申込みは必要ありません。
7.その他
①環境省主催のデジタルカメラによる夜空の明るさ撮影は、平成30年夏期観察から参加を呼びかけます。
②この取組に参加したご感想・ご意見、この取組の愛称のご提案などを、環境省(hikari@env.go.jp)に是非お寄せください。今後の取組の参考にさせていただきます。
(参考) 星空公団による「デジカメ星空診断」
星空公団は、大気環境の保全や夜間照明の効率的な利用を考えるきっかけとすることを目的に、全国一斉にデジタルカメラで夜空の明るさを測定するキャンペーンを実施しています。星空公団主催の平成29年度冬期の観察期間は、平成30年1月7日(日)から1月20日(土)となります。なお、撮影者から星空公団に提供されたデータは、星空公団ウェブサイト(http://dcdock.kodan.jp)に個人を特定しない形で公開されます。
添付資料
- 冬の星空の観察方法のご紹介 [PDF 514 KB]
- 別紙1 天の川観察シート [PDF 187 KB]
- 別紙2 GLOBE AT NIGHT観察シート [PDF 704 KB]
- 参考資料 1月の星図 [PDF 607 KB]
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局大気生活環境室