入出庫とトラック荷積み・荷降ろしの自動化に向けたキリングループとの共同実証を完了～荷役作業の自動化プロセス確立、物流現場で実効性を検証～

MHI は、Kirin Beverage Co., Ltd.およびKirin Group Logistics Co., Ltd.と、倉庫内入出庫およびトラック荷役作業の自動化に関する実証実験を共同で行い、2025年11月13日にその完了を発表した。2024年8月から横浜ハードテックハブ内「LogiQ X Lab」など複数拠点で実施され、MHIが開発中の無人フォークリフトと自社プラットフォーム「ΣSynX（シグマシンクス）」を活用。作業路の変化や荷物分類に対応した自律運行、安全な人‐機協働を含む荷役プロセスを確立し、倉庫→トラック間の一連の荷役工程における自動化構成要素を実証した。これにより、物流現場の作業員不足・トラック運転者の労働時間短縮規制などの課題に対し、物流効率と安全性の両立を図るソリューションとしての展開が期待されている。今後は実規模展開と「Smart Connections」ソリューションとしての拡張を目指す。