2025-09-09 NASA
NASAと民間AI企業との連携プロジェクト「Frontier Development Lab(FDL)」では、オーロラを引き起こす太陽活動が人工衛星に与える影響を予知し、衛星運用者へ警告するためのAI活用に取り組んでいます。カリフォルニア州のFDLとKX Systemsが共同し、金融業界向けのリアルタイム分析ソフトウェア「kdb+」を宇宙向けに応用しました。NASAエイムズ研究センターから提供されたデータ(電離圏、太陽活動、地磁気)を学習したAIモデルは、最大24時間前の「宇宙天気」(スペースウェザー)による破壊的な事象を予測可能にしました。さらに、この成果を通じてKXは産業用機械のメンテナンス予測などへの技術展開も進めており、宇宙・地上双方での応用が期待されています。

While auroras are a beautiful sight on Earth, the solar activity that causes them can wreak havoc with space-based infrastructure like satellites. Using artificial intelligence to predict these disruptive solar events was a focus of KX’s work with FDL. Credit: Sebastian Saarloos
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