新たなスイートバイカラーグレープトマトの品種を発表（Rutgers Unveils New Sweet Bicolor Grape Tomato）

Rutgers大学の研究者らは10年に及ぶ育種の末、新しい二色グレープトマト「Scarlet Sunrise」を開発した。ゴールド地に赤が入る美しい外観と強い甘み、さらに裂果しにくい性質を兼ね備えている。これは風味が良いが裂果しやすい二色チェリートマトと、食感の良いレッドグレープトマトを掛け合わせ、味・色・耐性を併せ持つ品種を目指して誕生したもの。赤色が優性で二色性が現れにくく、複数年にわたりバッククロスを繰り返して選抜された。名称はニュージャージーの朝焼けに由来し、USDA品種保護も取得済み。COVID-19で公開が遅れたが、現在は地元農家や家庭菜園向けに普及が進められ、8月27日に州内ファームで一般公開される予定。味と見た目を武器に地域農業の競争力強化が期待されている。