東北大学

ミディアムエントロピー合金の局所規則構造の原子レベル観察に成功 0703金属材料

ミディアムエントロピー合金の局所規則構造の原子レベル観察に成功

三次元アトムプローブトモグラフィー法によりCoCrNi MEA中に形成したLCOを原子レベルで直接観察することに世界で初めて成功した。
有機電子型強誘電体のナノ分極を瞬時に増強 ~ペタヘルツ応答への可能性を開拓~ 0404情報通信

有機電子型強誘電体のナノ分極を瞬時に増強 ~ペタヘルツ応答への可能性を開拓~

有機電子型強誘電体において、物質中のナノ分極がフェムト秒光パルスによって増強する現象を発見した。テラヘルツ分光技術を駆使したナノ分極の検出法を発見したことにより可能になった。
希少な元素を使わずにアルミニウムと鉄で水素を蓄える~水素吸蔵合金開発の新たな展開を先導~ 0501セラミックス及び無機化学製品

希少な元素を使わずにアルミニウムと鉄で水素を蓄える~水素吸蔵合金開発の新たな展開を先導~

アルミニウムと鉄を組合せた合金で水素が蓄えられることを発見した。希少な元素を含むことなく、コンパクトに水素を蓄えられる水素吸蔵合金ができる可能性が示された。
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明滅オーロラとともに起こるオゾン破壊 ~宇宙からの高エネルギー電子が大気に及ぼす影響を実証~ 1702地球物理及び地球化学

明滅オーロラとともに起こるオゾン破壊 ~宇宙からの高エネルギー電子が大気に及ぼす影響を実証~

宇宙のさえずりと呼ばれる特殊な電波によって、脈動オーロラと呼ばれる明るさが明滅するオーロラが発生した時に、オーロラを起こす電子よりも1000倍以上のエネルギーを持つバン・アレン帯(放射線帯)の高エネルギー電子が高さ60km付近の中間圏にまで侵入することによって、中間圏のオゾンが10%以上減少することを発見した。
スパースモデリングを用いた高精度ノイズ除去法の開発に成功 1700応用理学一般

スパースモデリングを用いた高精度ノイズ除去法の開発に成功

周囲の圧力に応じて発光強度が変化する感圧塗料(PSP)による機器表面の圧力分布計測(PSP計測法)の後処理法として、圧力分布の再構成にスパースモデリングを用いたノイズ除去法を開発した。
磁性元素を配列した強磁性超格子構造の作製と巨大磁気抵抗の実現 1700応用理学一般

磁性元素を配列した強磁性超格子構造の作製と巨大磁気抵抗の実現

原子レベルで制御可能な結晶成長法を駆使して、鉄(Fe)-ヒ素(As)正四面体からなるFeAs単原子層をインジウムヒ素(InAs)半導体結晶で挟んだ強磁性超格子構造の作製に成功した。
電池材料粒子内部の高精細な可視化に成功~多次元イメージング計測とデータ科学の連携~ 1700応用理学一般

電池材料粒子内部の高精細な可視化に成功~多次元イメージング計測とデータ科学の連携~

リチウム電池正極材料の一つであるニッケル−マンガン酸リチウム粒子の1粒に対して、「タイコグラフィ-XAFS法」測定を大型放射光施設「SPring-8」 で行い、計測データを粒子内部のマンガンとニッケルの元素分布や価数分布のデータマイニングと連携させることで、粒子内部の複数の不均一な構造の可視化に成功した。
ネオン20原子核の新しい存在形態の発見~低密度原子核物質の解明に向けて~ 1701物理及び化学

ネオン20原子核の新しい存在形態の発見~低密度原子核物質の解明に向けて~

中性子星の表面近くで現れる原子核物質の新奇な存在形態(アルファ凝縮状態)の候補をネオン20原子核で発見した。
下水中の新型コロナウイルス濃度から感染者数を推定するための数理モデルを構築 1100衛生工学一般

下水中の新型コロナウイルス濃度から感染者数を推定するための数理モデルを構築

下水中の新型コロナウイルス濃度を用いて、下水集水域に存在する感染者数を推定するための数理モデルを構築した。
分子構造により細孔径を制御したカーボン 0501セラミックス及び無機化学製品

分子構造により細孔径を制御したカーボン

炭素源の有機分子を合理的に設計し、焼成のみで細孔径が分子レベルで制御された多孔性カーボンを得ることに成功した。高カーボン化効率のため元の構造を保ったカーボンが再現性良く得られることに加え、分子設計により分子レベルでの細孔径制御が可能。
革新的な極性金属を発見 電子のスピンと運動がロックした状態の制御に成功 0403電子応用

革新的な極性金属を発見 電子のスピンと運動がロックした状態の制御に成功

空間反転対称性の破れた結晶の中で実現する電子のスピンと運動量がロックした状態を、構成元素を変化させることで制御できる金属物質を発見した。この物質は、ビスマスやアンチモンの二次元伝導層とマンガンなどからなる絶縁層が積層した物質で、二次元伝導層が正方形からジグザグ構造にわずかに歪むことで、空間反転対称性の破れた極性構造となることが実験的に明らかになった。
電気で操る磁石の研究で新発見 ~電子スピンで「沈黙の磁石」にGHzのモーター回転~ 0403電子応用

電気で操る磁石の研究で新発見 ~電子スピンで「沈黙の磁石」にGHzのモーター回転~

強い磁気を内部に秘する「沈黙の磁石」反強磁性体に電子スピンを作用させたときに生じる現象を調べ、内部のカイラルスピン構造が無磁場中で恒常的に回転する新現象を発見した。
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