東京工業大学

量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明 1700応用理学一般

量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明

2次元的な平面構造を持つある種の磁性体において現れる「非可換エニオン」と呼ばれる粒子(正確には準粒子)の性質を解明した。
圧力によって磁性物質の量子性を引き出すことが可能に~ 古典力学と量子力学のクロスオーバーの制御~ 1701物理及び化学

圧力によって磁性物質の量子性を引き出すことが可能に~ 古典力学と量子力学のクロスオーバーの制御~

三塩化セシウム銅(CsCuCl3)という鎖状の磁性体に対して10,000気圧以上の高圧力中で磁気測定実験と理論モデルを用いた解析を行い、その量子性の強さを圧力によって制御できることを示した。
環のすり抜けにより力を可視化する蛍光プローブ ~材料が受けるpNオーダーの力を2段階で評価する~ 0500化学一般

環のすり抜けにより力を可視化する蛍光プローブ ~材料が受けるpNオーダーの力を2段階で評価する~

「環のすり抜け」を巧みに利用した、力を可視化する分子ツールの開発に成功。力に応じて、蛍光特性の可逆・不可逆変化が段階的に切り替わることを実証。
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地震波形解析による「異方性」構造の高解像度イメージング 1702地球物理及び地球化学

地震波形解析による「異方性」構造の高解像度イメージング

北部太平洋下のマントル最深部について、3次元地震波速度の「異方性」構造を推定することに成功した。沈み込んだ海洋プレートの折れ曲がりや誘発された上昇流など、現在のマントルの底で起きている対流運動を可視化でした。
フォトニックバンドダイアグラム顕微鏡を実用化 0110情報・精密機器

フォトニックバンドダイアグラム顕微鏡を実用化

フォトニックバンドダイアグラム顕微鏡の開発・実用化に成功。局所領域におけるフォトニック構造のバンドダイアグラムの高速計測が可能。各種フォトニック構造を利用した光デバイスの研究開発が容易に。
地球上最大の巨大海台はなぜできたか? 1702地球物理及び地球化学

地球上最大の巨大海台はなぜできたか?

世界最大の海台であるオントンジャワ海台のプレートの底が周囲より約 40km 深いことを明らかにし、これが海台形成時の熱組成プルームの融け残りが付加したものであることを示した。
地球コアに大量の水素 〜原始地球には海水のおよそ50倍の水〜 1702地球物理及び地球化学

地球コアに大量の水素 〜原始地球には海水のおよそ50倍の水〜

超高圧高温実験と微小領域化学組成分析により、地球形成期の超高圧下(約50万気圧)でおきた、コア−溶融マントル間の水素の分配の決定に世界で初めて成功した。当時地球に存在した水の9割以上が水素としてコアに取り込まれたことがわかった。
離れていてもつながった電子の軌道運動の実証 ~ワイル粒子による特異な非局所量子性を観測~ 1700応用理学一般

離れていてもつながった電子の軌道運動の実証 ~ワイル粒子による特異な非局所量子性を観測~

ワイル粒子の存在により電子の軌道運動が2次元から3次元へと拡張できることが理論的に予測されてきたが、これまで観測できていなかった。トポロジカル半金属のトランジスターデバイスを測定することで、空間的に離れた表面の電子状態がワイル粒子により結合し量子化された3次元運動を示すことを観測した。
SO2排出削減にもかかわらず硫酸エアロゾル減少が鈍化する要因を特定 1902環境測定

SO2排出削減にもかかわらず硫酸エアロゾル減少が鈍化する要因を特定

北極グリーンランドアイスコアの分析から硫酸エアロゾルの生成過程を復元し、1980年以降の二酸化硫黄(SO2)排出削減にもかかわらず、硫酸エアロゾルの減少が鈍化している要因を解明した。
陰イオン認識化学センサーの静水圧制御に成功 ~高選択的な分子検出法を確立~ 0505化学装置及び設備

陰イオン認識化学センサーの静水圧制御に成功 ~高選択的な分子検出法を確立~

化学センサーの積極的な制御を目指し、陰イオン認識化学センサー(フォルダマー)の構造変化や発光特性、イオン認識能の動的制御が可能であることを見いだした。
結晶のキラリティ制御で向きが反転する光電流を発見 ~光スピントロニクスへの応用に期待~ 0403電子応用

結晶のキラリティ制御で向きが反転する光電流を発見 ~光スピントロニクスへの応用に期待~

二次元有機・無機ハイブリッドペロブスカイトにおいて、キラリティの制御が可能な重元素から成る新しい半導体の材料設計に成功し、結晶構造のキラリティを反映した光電流が発生することを発見した。
日本初の画像取得に成功した小型SAR衛星「StriX-α」 0303宇宙環境利用

日本初の画像取得に成功した小型SAR衛星「StriX-α」

内閣府主導による革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」の1つである「小型合成開口レーダー衛星システムの研究開発」の成果を応用した小型SAR衛星の初の画像取得に成功した。
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