福徳岡ノ場の火山活動について(11月11日観測)
福徳岡ノ場の11月1日の観測結果と比較し新島の台地はやや縮小しているものの、島の大きさに大きな変化は認められなかった。新島の北端から立ち上がる白色噴気を確認した。新島北側の海面で、円形の白い泡状の小規模な湧出を認めた。直径約3㎞の範囲に濃い黄緑色の変色水を認めた。南東約20㎞付近に直径約2㎞の黄緑色の変色水及び軽石と思われる浮遊物を認めた。福徳岡ノ場における海底火山活動は沈静化したとは言えず、熱活動も未だに活発な状態である。
2021-11-12
1702地球物理及び地球化学