早稲田大学

機械学習手法により物理の難問「量子スピン液体」を解明 1701物理及び化学

機械学習手法により物理の難問「量子スピン液体」を解明

人工ニューラルネットワークの一種である制限ボルツマンマシンと物理分野で用いられる強力な関数を組み合わせて、スピン間の高度な量子もつれを学習させる手法を構築した。スーパーコンピュータ「富岳」などで、2次元正方格子上のフラストレーションのある量子スピン模型を解析した結果、フラストレーションが強くなる領域において、量子スピン液体相の存在の確証を得た。
最も分析困難な放射性核種の一つパラジウム-107の簡便な分析に成功 0505化学装置及び設備

最も分析困難な放射性核種の一つパラジウム-107の簡便な分析に成功

大強度陽子加速器施設(J-PARC)に設置した中性子核反応測定装置(ANNRI)において、即発ガンマ線分析と中性子共鳴捕獲分析という2つの分析技術を組み合わせた飛行時間型即発ガンマ線分析法を開発した。これは化学分析が不要となる簡便な分析法で、複雑な組成を持つ試料中の107Pdに適用したところ、その正確な分析に成功した。
スパースモデリングを用いた高精度ノイズ除去法の開発に成功 1700応用理学一般

スパースモデリングを用いた高精度ノイズ除去法の開発に成功

周囲の圧力に応じて発光強度が変化する感圧塗料(PSP)による機器表面の圧力分布計測(PSP計測法)の後処理法として、圧力分布の再構成にスパースモデリングを用いたノイズ除去法を開発した。
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電池材料粒子内部の高精細な可視化に成功~多次元イメージング計測とデータ科学の連携~ 1700応用理学一般

電池材料粒子内部の高精細な可視化に成功~多次元イメージング計測とデータ科学の連携~

リチウム電池正極材料の一つであるニッケル−マンガン酸リチウム粒子の1粒に対して、「タイコグラフィ-XAFS法」測定を大型放射光施設「SPring-8」 で行い、計測データを粒子内部のマンガンとニッケルの元素分布や価数分布のデータマイニングと連携させることで、粒子内部の複数の不均一な構造の可視化に成功した。
さまざまな作業現場の自動化をめざし、形状が変わる物体のハンドリングに対応する深層学習型ロボット制御技術を開発 0109ロボット

さまざまな作業現場の自動化をめざし、形状が変わる物体のハンドリングに対応する深層学習型ロボット制御技術を開発

複雑な動作を容易に実現することができる深層学習型のロボット制御技術を開発した。ロボットの手先や対象物の特徴情報を学習により自動抽出することで、形状が変わる物体のハンドリングをプログラミングレスで習得できる。
プライベートLTEやローカル5Gの利用促進のため、無線周波数利用効率を向上する技術を開発 1604情報ネットワーク

プライベートLTEやローカル5Gの利用促進のため、無線周波数利用効率を向上する技術を開発

IoT 機器の普及や、そのデータを流通・活用するサービスの拡大に向けて、総務省委託研究「IoT 機器増大に対応した有無線最適制御型電波有効利用基盤技術の研究開発」の技術課題の一つである「有無線ネットワーク仮想化の自動制御技術」において、各機関の開発技術を統合した実証実験を実施した。
世界一構造秩序のあるガラスの合成と構造解析に成功 ~ガラスの一見無秩序な構造の中に潜む秩序を抽出~ 0501セラミックス及び無機化学製品

世界一構造秩序のあるガラスの合成と構造解析に成功 ~ガラスの一見無秩序な構造の中に潜む秩序を抽出~

2020-12-25 京都大学,早稲田大学,東京工業大学,岐阜大学,弘前大学,東京大学,琉球大学,筑波大学,理化学研究所,立命館大学,高輝度光科学研究センター,科学技術振興機構 京都大学、物質・材料研究機構、バース大学、早稲田大学、東京工業...
過酷な月の宇宙放射線被ばく線量を縦孔利用で月表面の10%以下に 0300航空・宇宙一般

過酷な月の宇宙放射線被ばく線量を縦孔利用で月表面の10%以下に

将来の月における有人長期滞在活動の実現に向けた重要な科学的知見 2020-10-01 宇宙航空研究開発機構,量子科学技術研究開発機構,早稲田大学 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構、学...
ヒートポンプ導入効果を定量評価できる「産業用ヒートポンプシミュレーター」を開発 0101機械設計

ヒートポンプ導入効果を定量評価できる「産業用ヒートポンプシミュレーター」を開発

簡単な入力と操作でヒートポンプの導入検討のための時間とコストを大幅削減 2020-09-09 新エネルギー・産業技術総合開発機構,未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合,早稲田大学,金属系材料研究開発センター,株式会社前川製作所 NEDO...
「電子の豪雨」現象の原因を解明 0303宇宙環境利用

「電子の豪雨」現象の原因を解明

国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟とジオスペース探査衛星「あらせ」で の観測により、 2020-09-04 情報・システム研究機構国立極地研究所,早稲田大学,宇宙航空研究開発機構,国立高等専門学校機構茨城工業高等専門学校,東海国立大学...
新型コロナウイルスを検出する「超高感度抗原検査法」を開発 0500化学一般

新型コロナウイルスを検出する「超高感度抗原検査法」を開発

2020-08-19 早稲田大学,科学技術振興機構   ポイント 新型コロナウイルス感染症では、PCR検査が一般のクリニックではなかなか行えないため、その手法に代わる迅速で簡単に検査可能な「抗原検査」の普及が待ち望まれている。 これまでの抗...
細胞内構造の配置対称性が決まる仕組みを解明~人工細胞と物理学からメカニズムに迫る~ 0502有機化学製品

細胞内構造の配置対称性が決まる仕組みを解明~人工細胞と物理学からメカニズムに迫る~

2020-06-15 京都大学  宮﨑牧人 白眉センター特定准教授は、前多裕介 九州大学准教授、坂本遼太 同博士課程学生、平岩徹也 シンガポール国立大学グループリーダー、石渡信一 早稲田大学名誉教授、田邉優敏 同修士課程学生(研究当時)、鈴...
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