日本原子力研究開発機構(JAEA)

1701物理及び化学

磁石を伝わる磁気の波を数学(トポロジー)で分類

磁気の波には、磁石の内部を伝わる波と表面を伝わる波があり、表面波は内部波より長い距離を安定して伝わる。磁気の波を数式として表した上で、トポロジーによる分類手法を用いて、表面波が安定に伝わる仕組みを世界で初めて解明した。
1701物理及び化学

量子磁性体でのトポロジカル準粒子の観測に成功

化学式Ba2CuSi2O6Cl2で表される量子反強磁性体において、トリプロンと呼ばれる磁気準粒子がトポロジカルに非自明な状態を形成することを明らかにし、トポロジカルに保護された端状態の存在を提案した。
2005放射線防護

空からすばやく 環境中の放射性物質分布を3次元で可視化

放射性物質可視化カメラを搭載したドローンシステムを開発 2019-05-09 日本原子力研究開発機構,株式会社千代田テクノル 【発表のポイント】 福島県内の屋外環境における放射性物質の分布把握は、除染作業者への情報提供や住民帰還への指標とす...
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2001原子炉システムの設計及び建設

高速炉を冷やしてまもる 熱と流れの複雑現象をナトリウム試験で解明

ナトリウム試験装置(PLANDTL-2)を用いたナトリウム試験を実施し、原子炉容器内部に設置した冷却器による炉心崩壊熱除去システムの有効性の実証と、それを評価する数値シミュレーションの予測精度を大幅に向上させるデータの取得に成功した。
1703地質

いつ山は高くなったのか? 山地形成過程の解明に新たなアプローチ

大量の鉱物粒子の迅速な元素分析を可能にする高速定量分析技術の開発 2019-03-29 日本原子力研究開発機構 【発表のポイント】 山地の形成過程の解明には岩石由来の堆積物の供給源とその変化を推定するアプローチがあるが、従来の手法では鉱物鑑...
2000原子力放射線一般

最新分析技術でIAEAの保障措置に貢献

大型二次イオン質量分析装置を用いた超極微量分析技術を開発し評価試験に合格 2019-03-29 日本原子力研究開発機構 【発表のポイント】 原子力機構はIAEAに協力し、原子力施設の査察等で採取された環境試料の分析を過去15年以上にわたり実...
2000原子力放射線一般

原子炉運転中の燃料のふるまいを計算で再現

安全性評価に関する研究の一環として、燃料を長期間原子炉内で利用する際の安全確保で重要となる温度上昇や変形、放射性を持つ核分裂生成物の放出量などを予測できる解析コード」を大幅に改良し、平成31年3月22日付で無償公開した。
2000原子力放射線一般

福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の溶解挙動を解明

福島原発事故の際、原子炉から放出された放射性セシウムの一部は、数ミクロン(μm)以下の微粒子に封じこめられた状態で飛散した。セシウムボールと呼ばれ、純水および海水中で溶解することを明らかにし、その溶解速度を見積もることに成功した。
2004放射線利用

新種の超原子核(二重ラムダ核)を発見

大強度陽子加速器施設(J-PARC)を利用した国際共同実験(J-PARC E07 実験)で、ベリリウム(Be)原子核を芯とする新種の二重ラムダ核を発見し、「美濃イベント(MINO event)」と命名した。
2000原子力放射線一般

福島第一原子力発電所原子炉建屋内における 核燃料由来のアルファ線放出核種の検知

アルファ核種可視化検出器を用いたスミヤ試料の測定を実施 2019-02-22 日本原子力研究開発機構 【発表のポイント】 福島第一原子力発電所(1F)の廃炉作業を進めるうえで、内部被ばくをもたらすアルファ線放出核種の検知は非常に重要となるが...
0705金属加工

鉄鋼材料の高温加工熱処理プロセスの直接解析に成功

鉄鋼材料製造プロセスを模擬した加工熱処理におけるミクロ組織の形成過程を、大強度陽子加速器施設・物質生命科学実験施設にてその場中性子回折実験で調べ、動的フェライト変態機構や動的フェライト変態による超微細粒ミクロ組織の形成過程を明らかにした。
2000原子力放射線一般

プルトニウム燃料第二開発室α線用空気モニタ警報の吹鳴について

平成31年1月30日(水)に発生したプルトニウム燃料第二開発室におけるα線用空気モニタ警報の吹鳴について、1月30日のプレス発表後の状況報告。
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