1702地球物理及び地球化学 オーロラ帯の過去3000年間の変化を再現 オーロラ帯の位置を求める計算手法について、近年の観測データを用いて統計的に検証し、その手法を地磁気モデルに応用するという方法で、過去3000年のオーロラ帯の変化を連続的に再現することに成功した。日本とオーロラ帯との距離が最も近かったのは12世紀であることが確認でき、藤原定家が『明月記』の中で、1204年2月に京都からオーロラ見えたという情報と整合性がある。 2021-09-08 1702地球物理及び地球化学
1702地球物理及び地球化学 南大洋の温暖化が引き起こした氷期における大西洋深層循環の急激な変化 大西洋深層循環の変化は、氷期における急激な気候変動を引き起こしたと考えられていますが、南大洋の温暖化がその引き金となっていた可能性を指摘した。 2021-08-24 1702地球物理及び地球化学
1702地球物理及び地球化学 東南極氷床の拡大は従来説よりも早かった ~最終氷期の氷床変動メカニズムの解明へ~ 氷床の変動による隆起や沈降を考慮したモデル(Glacial Isostatic Adjustmentモデル)を用いて、最終間氷期以降(約12万年前から現在)の東南極の氷床変動史について検討を重ね、南極・昭和基地周辺をはじめとする東南極の沿岸域で得られている地質学的データと矛盾しない結果を得ることに成功した。最終氷期において東南極の一部で氷床量が最大となった時期が、従来説よりも2~7万年早かった可能性が示された。 2021-08-19 1702地球物理及び地球化学
1700応用理学一般 フラッシュオーロラの形状変化の原因を数値計算で解明 宇宙で発生するコーラス波動が伝搬する様相とオーロラ発光の数値計算を組み合わせ、突発発光オーロラ(フラッシュオーロラ)の形状変化を再現することに成功した。 2021-07-08 1700応用理学一般
1702地球物理及び地球化学 最終氷期の南極大陸の気温低下と氷床高度の見積もりを刷新 約2万年前の最終氷期における南極大陸の気温が判明した。最終氷期の南極大陸は、これまで考えられていたほど気温が低くなかったことが明らかになった。 2021-06-17 1702地球物理及び地球化学
1701物理及び化学 汎世界的ミューオン観測網のデータからコロナ質量放出の地球到達時の構造を解明 昭和基地での中性子およびミューオンの値の減少が確認された。太陽風プラズマの人工衛星観測データ等を調査し、コロナ質量放出によって太陽から吹き出る、螺旋状のロープのようなねじれた磁力線群(磁気フラックスロープ、MFR)の到来が引き起こした現象であると結論づけ、汎世界的ミューオン観測網のデータを使ったさらに詳細な解析を行った。 2021-05-14 1701物理及び化学
1703地質 太陽系最古の火山岩を発見! アルジェリアで発見された安山岩質隕石「Erg Chech 002」が、年代既知の隕石や岩石の中で最も古い火山岩であることを明らかにした。 2021-03-25 1703地質
0109ロボット 海中ロボットによる海氷裏面の全自動計測に成功 ~南極海での調査に向けて大きな一歩~ 南極の海氷や棚氷域を探査する新しいAUV(自律型海中ロボット)「MONACA」を開発し、北海道紋別港で、日本で初めて、海氷に対して相対的に測位しながらの面的な形状計測に成功した。 2021-03-18 0109ロボット0202海洋空間利用
1702地球物理及び地球化学 タスマン海の水温上昇が南極半島の異常高温を引き起こす タスマン海の水温が高くなると、南極大陸周辺の上空に存在する強風域が通常の年より南極側にずれます。本来ニュージーランドの東側を通過していた低気圧は、タスマン海の水温が高い年に南極周辺に到達しやすくなり、南極半島に高温をもたらす大気場が形成されやすくなることがわかった。 2021-03-09 1702地球物理及び地球化学
1701物理及び化学 消滅核種ニオブ92の太陽系初生存在度の決定 ~隕石の微小鉱物が記録する太陽系形成前後の元素・物質進化~ 2021-03-02 東京工業大学,国立極地研究所○隕石の分析から消滅核種ニオブ92の太陽系形成時の存在度を高精度に決定○初期太陽系の惑星物質の進化に対して精度の良い年代測定が可能に○超新星爆発時の元素合成プロセスの解明に繋がる東京工業大学... 2021-03-02 1701物理及び化学
1702地球物理及び地球化学 北極海の結氷予測は「雲」がカギ 「みらい」北極海航海データを利用した、数値予報モデルの検証プロジェクトから2021-01-27 情報・システム研究機構 国立極地研究所雲は放射過程を通じて、地球が太陽から受けるエネルギーの収支(熱収支)に大きな影響を与えます。その影響は極域... 2021-01-27 1702地球物理及び地球化学
0200船舶・海洋一般 太平洋側北極海の昇温と結氷遅延メカニズムの一端を解明 太平洋十年規模振動とブロッキング高気圧に伴う海洋熱輸送2020-12-02 東京大学, 国立極地研究所◆我が国初の結氷期における北極観測航海を太平洋側北極海にて2018年11月に実施し(図1)、例年に比べて非常に高温な海水と遅延する結氷の現... 2020-12-02 0200船舶・海洋一般1702地球物理及び地球化学