1702地球物理及び地球化学 ひとつひとつの観測データが気象予測に与える影響を簡易に評価可能に 気象に関する全ての観測のインパクトを一度に診断できる手法(EFSO)について、JAMSTECのデータ同化システムに導入し、その利用可能性を確認した。EFSOは北極・中緯度・熱帯どの緯度帯での特別観測においても、2〜3日先(短期)までの予測に対する影響を正しく推定できる。北極の観測データは北米の6〜7日先(中期)の予測を改善することもわかった。 2021-04-30 1702地球物理及び地球化学
0404情報通信 メッシュネットワーク対応 国際標準規格Wi-SUN FANを搭載した高機能IoTゲートウェイを開発 国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載したIoT用途向けのゲートウェイを新たに開発した。さらに、生体データや環境データをWi-SUN FANで多段中継してクラウドまで伝送するアプリケーションを開発し、医療機関での実証実験に成功した。 2021-04-28 0404情報通信
1702地球物理及び地球化学 隕石中に閉じ込められたCO2に富む液体の水を世界で初めて発見 X線ナノCTおよび低温下での透過型電子顕微鏡を用いた分析により、炭素質コンドライトと呼ばれる隕石(サッターズミル隕石:Sutter's Mill)の鉱物の中に、鉱物中に閉じ込められた二酸化炭素(CO2)に富む液体の水(CO2に富む流体包有物)を世界で初めて発見した。この流体包有物は太陽系形成時のCO2を含む氷に由来すると考えられる。 2021-04-22 1702地球物理及び地球化学
1902環境測定 我が国における金属由来の粒子酸化能の大気中濃度について、初めて予測に成功、発生源別の寄与率を評価 金属由来の粒子酸化能の大気中濃度について、試薬実験と野外観測の結果を元にした数値シミュレーションで初めて予測に成功し、その発生源別の寄与率を評価した。 2021-04-22 1902環境測定
1701物理及び化学 大質量星の超新星エンジンをX線観測で解明 チャンドラ衛星によるX線観測から、超新星残骸カシオペア座A」は「ニュートリノ加熱」が引き金となって爆発した重力崩壊型超新星の名残であるという観測的証拠を掴かんだ。 2021-04-22 1701物理及び化学
1702地球物理及び地球化学 東北地方太平洋沖地震後に日本全国で発生した誘発地震のメカニズムを解析 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(M9.0)の発生13時間後に、長野県北部において発生したM6.2の地震に着目し、当時この地域に稠密に展開されていた地震観測網の連続地震波形データを詳細に解析した結果、東北沖地震発生からM6.2の地震発生までの間に発生していた微小地震活動を検出することに成功した。 2021-04-19 1702地球物理及び地球化学
1701物理及び化学 電荷中性の粒子がもたらす新しいタイプの金属状態の発見 YbB12は非常に強い磁場中で電気を流さない絶縁体から電気を流す金属へと変化するが、電気抵抗が磁場とともに振動する量子振動と呼ばれる現象を絶縁体と金属の両方の状態において観測し、どちらの状態においても電荷中性の粒子がこの量子振動を引き起こしていることを明らかにした。金属状態において電荷中性の粒子と電子が共存していることを示しており、新しいタイプの金属状態が実現していることを示している。 2021-04-16 1701物理及び化学
1702地球物理及び地球化学 大地震とスロースリップの相互作用を解明~メキシコにおける3つの大地震の連鎖的発生のメカニズム~ メキシコで発生した大地震とスロースリップの地殻変動及び地震計記録を解析し、2017年から2019年にかけてメキシコで発生した3つの大地震とスロースリップの連動と2つの関連性を明らかにした。 2021-04-15 1702地球物理及び地球化学
1703地質 地震波形で地すべりの発生を効果的に探す手法を開発 日本列島および日本周辺の地震観測網で捉えられた地震波形データを用いて、地すべりを効果的かつ簡便に検出する新しい手法を開発した。 2021-04-12 1703地質
1702地球物理及び地球化学 連続干天日数に関する数学モデルを構築し、旱魃の回避に役立つ方法論を提案 連続干天日数に関する数学モデルを構築して、天水農業の盛んなイラクのニネベ平原における旱魃の回避に役立つ方法論を提案した。 2021-04-07 1702地球物理及び地球化学
1504数理・情報 形を変えながら動く3次元物体の解析手法の提唱~動くから形が変わるのか、形を変えることで動くのか~ 変形しながら移動する3次元物体の、軌道と形とを経時的に計測し、形の変化と速度や軌道の変化との相互関係を解析するためのコンピュータソフトウェアを開発し発表した。 2021-03-31 1504数理・情報1602ソフトウェア工学
0403電子応用 短パルス・高ピーク出力動作可能な新しいフォトニック結晶レーザーの開発に成功 短パルス(数10ピコ秒以下)かつ高出力(数10~100ワット以上)で動作可能な新しいフォトニック結晶レーザーの開発に成功した。 2021-03-29 0403電子応用