産業技術総合研究所

0501セラミックス及び無機化学製品

光を99.98%以上吸収する至高の暗黒シート~触れる素材で黒さ世界一、秘密は漆に似た成分と光閉じ込め構造~

2023-01-18 産業技術総合研究所 ポイント 従来の暗黒シートと比べて可視光の反射率が一桁低く、レーザーポインターの光も消えて見える カシューオイル黒色樹脂の表面に微細な凹凸構造を形成し、くすみもぎらつきも少ない深い黒を実現 明るい場...
1700応用理学一般

物質の熱伝導率を低減させる新機構を発見~高性能な熱電材料開発の新たな指針に~

2022-12-27 京都大学 物質の熱の伝わりやすさである熱伝導率を制御することは、放熱や断熱といった生活に身近な応用に加えて、電子デバイスの高性能化や自動車等の省エネルギー化、また発電効率や各種の材料特性の向上など、熱に関する様々な課題...
0500化学一般

溶液をかき混ぜると結晶成長が速くなるのはなぜか? ~「結晶のゆりかご」の中で揺すられて、結晶の成長速度は増加する~

2022-12-21 東京大学 中室 貴幸(化学専攻 特任准教授) 中村 栄一(化学専攻 特別教授/東京大学名誉教授) 灘 浩樹(産業技術総合研究所 客員研究員/鳥取大学 教授) 発表のポイント 食塩の濃厚溶液をかき混ぜると一気に結晶が出現...
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1600情報工学一般

世界初、未知ノイズの影響を削減可能な量子センシングアルゴリズムを考案 ~高精度な量子センシングをハードウェアの改善なしに実現~

2022-12-16 産業技術総合研究所 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)と国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」)、国立大学法人 大阪大学量子情報・量子生命研究センター(...
0403電子応用

大気下でもホールと電子の双方を流す新しい分子性半導体材料の開発に成功

2022-12-14 東京大学,大阪公立大学 単一成分でホールと電子の双方を流すことのできるアンバイポーラ型の分子性半導体材料を開発した。 従来の電子輸送材料の多くは、酸素や水を厳しく排除する真空状態や不活性ガス雰囲気下で用いられてきたが、...
1701物理及び化学

光格子時計とセシウム原子泉時計で暗黒物質の探索に挑む~国際原子時に貢献する秒の「再定義候補」と「現定義の担い手」の同時・高稼働率運転が鍵~

2022-12-08 産業技術総合研究所 ポイント 高精度原子時計の高稼働率運転の達成により暗黒物質探索を実現 超軽量の暗黒物質と電子との相互作用の強さに新たな知見 暗黒物質の解明を目指した基礎物理学に貢献 イッテルビウム(Yb)光格子時計...
0500化学一般

近赤外帯域で高透明な世界最高電子移動度のフレキシブルフィルムを開発~電子移動度は従来の6倍以上、セキュリティセンサーや車載センサーの性能向上に貢献~

2022-12-05 産業技術総合研究所 ポイント 近赤外帯域(波長: 1550 nm)で従来のITO膜の1.7倍の透過率を実現 世界最高の電子移動度133 cm2/Vsを実現 フレキシブル透明導電フィルムとして成形し、赤外線監視カメラや車...
0403電子応用

コーヒーに含まれるカフェ酸が半導体デバイスの性能を向上~電極表面に並ぶことで有機半導体に流す電流を最大で100倍UP~

2022-12-03 産業技術総合研究所 ポイント 電極表面にカフェ酸の薄膜層を形成することで、有機半導体に流れる電流が最大100倍に増加 カフェ酸分子が自発的に向きをそろえて並び、有機半導体への電荷の注入を促進 バイオマス由来の有機半導体...
0109ロボット

フレキシブルセンサーでソフトロボットハンドの「つかむ、放す、つかみ損ねる」をセンシング~食品パッキングの自動化への重要技術~

2022-12-01 産業技術総合研究所 ポイント センサーでロボットハンドのつかむ・放す動作を電圧の変化として検出 イオン導電性高分子センサーでロボットハンドの屈曲の度合いやつかみ損ねを検出し、柔らかい物をつかむ動作を解析 これまで困難で...
1700応用理学一般

高温・高湿に強い偏光シートと貼り合わせ不要の偏光部品を独自ナノ構造により実現~射出成形でのワイヤグリッド偏光素子の製造は世界初~

2022-12-01 産業技術総合研究所 ポイント 貼り合わせなしで部品形態の偏光素子が実現できる世界唯一の技術 偏光シートでは温度85 ℃、湿度85%で2000時間以上の高耐久性を実証 素子面内で偏光度や偏光軸の制御も可能になり、光センシ...
1500経営工学一般

循環型社会実現に向けた技術のスペックロードマップを策~サーキュラー・エコノミーに必要な技術開発目標の設定を支援~

2022-11-21 産業技術総合研究所 ポイント 機能材料や主要元素資源の循環システム構築に向けて、要素技術の必要スペックを提示 2022年現在の状況から2025年、2030年、2050年に到達すべき技術スペックロードマップを策定 本ロー...
0505化学装置及び設備

希薄なCO2を高い選択率で分離回収する膜を開発~大気中CO2を直接回収・利用するカーボンリサイクルの実現に貢献~

2022-11-11 産業技術総合研究所 ポイント 役割の異なる2種のイオン液体を混合し、高性能なCO2分離膜を開発 大気中と同じ濃度(約0.04%)のCO2を、従来高分子膜の約500倍高い選択率で濃縮 高選択率の直接空気回収技術で、大気中...
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