産業技術総合研究所

1703地質

多摩川低地の地下に分布する「軟弱層」を可視化~過去の地盤沈下・地震被害と地下構造との関係が明らかに~

2022-04-27 産業技術総合研究所 ポイント 多摩川低地における沖積層の分布と成り立ちを示した「沖積層アトラス」を公開 沖積低地全体を捉えた軟弱層の分布を提供 地震などの災害への備えやインフラ整備の基礎情報として活用が可能 概要 国立...
0505化学装置及び設備

窒化物半導体薄膜結晶を作製するための新手法を開発~窒素プラズマを供給して世界最高品質を実現~

2022-04-27 産業技術総合研究所 ポイント 準大気圧プラズマ源を組み込んだ有機金属気相成長装置を独自に開発 高密度窒素系活性種を原料に高品質窒化インジウムの成長を実現 赤色から近赤外域の高効率光デバイスや次世代高周波デバイスへの応用...
1702地球物理及び地球化学

世界初、火山噴火推移予測のための火山灰データベースを公開~噴火メカニズムの把握の効率化に貢献~

2022-04-22 産業技術総合研究所 ポイント 国内外の主要な噴火により噴出した火山灰粒子の顕微鏡画像データベースを開発 火山灰の特徴と噴火情報のデータベース化により類似事例の即時検索が可能に 噴火の即時状況把握と推移予測への貢献 概要...
ad
0400電気電子一般

複数のAIアクセラレータを搭載した実証チップ「AI-One」の動作を確認

従来比45%以下の短期間で低コストのAIチップ設計・評価が可能に 2022-03-22 産業技術総合研究所 NEDOは「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業」に取り組んでおり、産業技術総合研究所、東京大学と共同で、ネットワークの...
0502有機化学製品

ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上に貢献する新規有機ホール輸送材料の開発に成功

ペロブスカイト太陽電池に使われる有機ホール輸送材料について、ドーパントと呼ばれる添加剤を使用せず、高い光電変換効率が得られる新規材料を開発した。
1700応用理学一般

同位体を原子レベルで識別・可視化することに成功~透過電子顕微鏡で同位体の分析が可能に~

1〜4原子のごく微量の同位体炭素を透過電子顕微鏡で検出する技術を開発。グラフェンを構成する炭素原子の拡散を原子レベルの同位体追跡によって初めて観察。原子レベルの同位体分析によって材料開発や創薬研究などに貢献
1100衛生工学一般

微生物によるクロロエチレン類の無害化効率の向上を実現

汚染された地下水に二価鉄を加えて微生物の働きを助けることで、人に健康被害をもたらすおそれのあるクロロエチレン類が微生物によって無害な物質まで完全に脱塩素化される期間を大幅に短縮できることを発見した。
0405電気設備

誘電体ナノキューブでリチウムイオン電池の充放電時間を大幅に短縮

リチウムイオン電池にチタン酸バリウム(BTO)から成るナノサイズの立方体結晶「ナノキューブ」の誘電体を使用することで、充放電時間を従来と比較して4分の1に短縮した。正極活物質のコバルト酸リチウム(LCO)にBTOナノキューブを凝集なく固定化すると、LCOへのリチウムイオンの挿入と脱離が加速し、リチウムイオン電池の充放電時間が飛躍的に短縮した。
0403電子応用

高感度・広帯域計測が可能な低消費電力磁気センサーを開発

愛知製鋼開発の磁気インピーダンス素子「MI素子」に向けた計測用の 特定用途向け集積回路「ASIC」を独自設計し、低ノイズ、広帯域な磁気センサーを開発した。本ASICは、従来のフラックスゲート型磁気センサーと比較して、消費電力や磁場の検出性能も含めた指標である正規化エネルギーは1000倍改善された。正規化エネルギーの低い集積化フラックスゲート型磁気センサーと比較して1/100の低ノイズ化を達成した。
0405電気設備

非破壊でリチウムイオン二次電池の充電能力劣化の2次元定量分析に成功

新品と劣化品のリチウムイオン二次電池(LIB)に対する中性子線の透過スペクトル解析による結晶構造イメージング(ブラッグエッジイメージング)計測に新たに開発した解析手法を適用することで、非破壊で電池電極の劣化を可視化し、結晶相の種類と密度の定量に成功した。
0403電子応用

フッ化物を用いた磁気メモリー素子により情報の記録保持特性を改善~脳型コンピューティング用メモリーへの適用に期待

フッ化リチウム(LiF)と酸化マグネシウム(MgO)を組み合わせたトンネル障壁層を用いた新構造の磁気トンネル接合素子「MTJ素子」を開発し、磁気メモリー(MRAM)の記録保持特性の指標となる垂直磁気異方性の改善に成功した。
1703地質

日本で発生した巨大噴火の影響範囲を明らかに~シリーズとして「大規模火砕流分布図」を作成~

日本で発生した巨大噴火による12件の大規模火砕流について、これらの分布図をシリーズとして作成することを開始した。第1号として、約3万年前の姶良あいらカルデラの巨大噴火により噴出した入戸いと火砕流の分布図を公開した。
ad
タイトルとURLをコピーしました