理化学研究所

ホロー原子を使ったX線レーザーの短パルス化~X線の時間幅を制御する非線形光学素子を実現~ 1700応用理学一般

ホロー原子を使ったX線レーザーの短パルス化~X線の時間幅を制御する非線形光学素子を実現~

内殻電子を失った原子(ホロー原子)を利用した「非線形光学効果」によって、X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」から出射されたX線レーザーの時間幅(パルス幅)を短くすることに成功しました。
直接光子による陽子内グルーオンの運動の観測に成功~グルーオンの回転運動はあまり大きくなかった~ 1701物理及び化学

直接光子による陽子内グルーオンの運動の観測に成功~グルーオンの回転運動はあまり大きくなかった~

米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)のRHIC衝突型加速器を使い、偏極陽子[3]と陽子の衝突から生じる直接光子の「横スピン非対称度[5]」の精密測定に成功しました。
分子の鎖を並べて柔らかい結晶を作る ~気体を効率良く吸脱着できる多孔性材料への可能性~ 1700応用理学一般

分子の鎖を並べて柔らかい結晶を作る ~気体を効率良く吸脱着できる多孔性材料への可能性~

2021-10-14 理化学研究所,東京大学,科学技術振興機構理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター 統合物性科学研究プログラム 創発分子集積研究ユニットの佐藤 弘志 ユニットリーダー(東京大学 大学院工学系研究科 客員研究員、科学...
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トポロジカルスピン構造から生じる磁気光学応答の観測に成功 1700応用理学一般

トポロジカルスピン構造から生じる磁気光学応答の観測に成功

カイラル磁性体MnGeの薄膜において、トポロジカル磁気構造の形成に由来する巨大な磁気光学効果を発見しました。
多成分結晶の新たな結晶化機構を発見~構造的な欠陥が結晶成長の運命を決定づける~ 0500化学一般

多成分結晶の新たな結晶化機構を発見~構造的な欠陥が結晶成長の運命を決定づける~

多成分から構成される結晶における新たな結晶成長機構を発見した。亜鉛イオンと有機物であるポルフィリンとアゾピリジンの溶液を加熱すると、まずピンク色の板状結晶が成長し、その中央部から新たに濃い赤色のブロック状結晶が現れ、最終的には濃い赤色の結晶だけになることを発見した。この段階的な結晶化現象は、ピンク色の結晶に存在する構造的な「欠陥」が重要な役割を果たしていることが明らかに。
電気抵抗のない高温超電導接合で 2年間の永久電流運転に世界で初めて成功 0405電気設備

電気抵抗のない高温超電導接合で 2年間の永久電流運転に世界で初めて成功

共同研究グループは、2018年に高温超電導接合を実装したNMR装置の開発に世界で初めて成功しており、400メガヘルツ(MHz)の磁場で約2年間絶え間なく永久電流運転し、磁場の精密測定を続け、高温超電導接合が長期間にわたって安定的な永久電流を維持できることを初めて実証した。
AI制御によるクライオEMの自動測定システムを開発~AIに管理を任せてデータ測定を楽に~ 0505化学装置及び設備

AI制御によるクライオEMの自動測定システムを開発~AIに管理を任せてデータ測定を楽に~

人工知能(AI)制御によるクライオ電子顕微鏡(クライオEM)の画像データの自動測定システムを開発した。
ハイパー核の束縛エネルギー精密測定へ~ハイパートライトンパズルの解明に向けて~ 1701物理及び化学

ハイパー核の束縛エネルギー精密測定へ~ハイパートライトンパズルの解明に向けて~

大強度陽子加速器施設「J-PARC」においてK中間子ビームが照射された写真乾板データを、独自に開発した機械学習モデルによって解析し、ハイパー核の一種である「ハイパートライトン」の生成と崩壊の事象を可視的に検出することに成功した。
鉄系超伝導体の超高速な結晶構造変化を実現~光による新しい超伝導操作の可能性を示唆!~ 1700応用理学一般

鉄系超伝導体の超高速な結晶構造変化を実現~光による新しい超伝導操作の可能性を示唆!~

X線自由電子レーザーSACLAを用いたX線回折法の時間分解測定により、鉄系超伝導体BaFe2As2の超高速な結晶構造変化を観測することに成功した。圧力や元素置換などの従来の方法に加えて、光による超伝導体の結晶・電子構造に対する新しい操作方法を実証した。
植物の乾燥耐性とバイオマス生産性を高める化合物を発見 1202農芸化学

植物の乾燥耐性とバイオマス生産性を高める化合物を発見

ニコチン酸が植物の乾燥ストレス耐性とバイオマス生産性を高めることを発見した。
ナノスケールで整列する電子を可視化~物性理論の常識を覆す電子のうねりの発見~ 1701物理及び化学

ナノスケールで整列する電子を可視化~物性理論の常識を覆す電子のうねりの発見~

世界最高の空間分解能を有するレーザー光電子顕微鏡を用いて、鉄系超伝導体における電子の空間分布をナノメートルの精度で可視化。液晶状態にある電子が、結晶格子と全く独立に存在するうねりを示すことを発見。
新型コロナウイルス抗体を「その場」で測定~ワクチンの効果を30分で自動評価する高感度・定量技術~ 0505化学装置及び設備

新型コロナウイルス抗体を「その場」で測定~ワクチンの効果を30分で自動評価する高感度・定量技術~

ヒトの血液中にある新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗体の量(抗体価)を、迅速に高感度で測定できる「ウイルス・マイクロアレイ検出システム」を開発した。
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