海洋研究開発機構

1701物理及び化学

隕石中に小惑星の氷の痕跡を発見

炭素質コンドライトの一つAcfer 094隕石の内部を観察し、氷が抜けてできたと考えられる小さな空間を多数発見した。
0200船舶・海洋一般

海底熱水地域に広がる金属資源の「二階建て」地下分布の可視化に成功

開発した海底電気探査を用いて沖縄沖海底熱水地域の海底探査を行い「電気をよく通す岩の層」が熱水噴出孔周辺の海底面に分布すること、さらに「電気を非常によく通す別の岩の層」が海底下40m付近にも存在することを明らかにした。
1902環境測定

北太平洋における海水中の鉄の化学形と分布を解明~鉄の海盆規模の供給源と現存量~

海水中の全可溶態鉄(tdFe)、溶存態鉄(dFe)、および置換活性粒子態鉄(lpFe)の濃度の北太平洋における鉛直断面分布をはじめて明らかにした。
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0200船舶・海洋一般

潮の満ち引きが瀬戸内海を通過する流れを抑制することを解明 ~東西どちらに流れているかも決着か~

瀬戸内海を通過する流れに対する潮汐の影響をシミュレーションで調べた結果、潮汐は鉛直混合の強化や複雑な渦の生成により通過する流れを抑制することが明らかになった。
0109ロボット

測定・サンプリングなど多目的に使用できる”海洋のドローン“の開発

放射線だけでなく水温や電導度の計測及び海底土サンプルの採取が同時にできるシステムもあわせて共同開発し搭載することで、原子力発電所周辺の河口域の詳細なモニタリングを可能とした。音響測定システムを搭載することで海底測量を実現した。
1600情報工学一般

月は地球のマグマオーシャンからできた

現在の地球及び月を作った原因とされる、巨大衝突仮説と呼ばれる現象のコンピュータシミュレーションを行い、月が原始地球のマグマオーシャンと呼ばれるマグマの海から作られた可能性があることを突き止めまた。
1703地質

膨大な量の有機炭素が巨大地震によって超深海海底に供給されていた

2011年東北地方太平洋沖地震に伴って膨大な量の有機炭素が日本海溝の海底に供給されたことを解明した。2011年東北地方太平洋沖地震に伴って日本海溝底に供給された有機炭素は100万トン以上。
1900環境一般

気候変動による影響の連鎖の可視化に成功

気候変動の影響に関する文献の網羅的な調査を行い、得られたデータを理解可能な図として表現することで、気候変動が及ぼす影響の連鎖を可視化をすることに成功した。
1903自然環境保全

和歌山以南の温帯域が準絶滅危惧種のサンゴの避難場所として機能

亜熱帯域から温帯域に広域に生息するクシハダミドリイシの集団遺伝子解析を行い、サンゴの地域絶滅リスクを評価し、温帯域の一部はサンゴの絶滅リスクが低い。シミュレーションで全てのサンゴ種が亜熱帯域から温帯域へ簡単には移動できないことも解明。
1702地球物理及び地球化学

日本列島直下に沈み込むプレート内の水の挙動がスロー地震発生に関係

日本列島直下に沈み込むプレート内部での水の通りやすい方向を力の概念で検討し、水の通りやすい方向と沈み込むプレートから放出される水の量との関係を解明した。スロー地震の発生がプレートの境界付近に蓄積される水の量に関係することを見出した。
0300航空・宇宙一般

金星探査機「あかつき」が金星の雲の中に巨大な筋状構造を発見 

この筋状構造は、地球の温帯低気圧や移動性高気圧、ジェット気流をもたらす大気現象「傾圧不安定」が、金星を覆う雲の中でも発生していることを示すものだと判明した。
1702地球物理及び地球化学

人工知能を用いて気候実験データから熱帯低気圧のタマゴを高精度に検出する新手法を開発

ディープラーニングによって全球雲システム解像モデルNICAMによる気候実験データから、熱帯低気圧の予兆を示す雲(熱帯低気圧のタマゴ)を精度よく検出する手法を開発。特に夏の北西太平洋において発生1週間前の熱帯低気圧のタマゴを高精度に検出。
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