国立極地研究所

タスマン海の水温上昇が南極半島の異常高温を引き起こす 1702地球物理及び地球化学

タスマン海の水温上昇が南極半島の異常高温を引き起こす

タスマン海の水温が高くなると、南極大陸周辺の上空に存在する強風域が通常の年より南極側にずれます。本来ニュージーランドの東側を通過していた低気圧は、タスマン海の水温が高い年に南極周辺に到達しやすくなり、南極半島に高温をもたらす大気場が形成されやすくなることがわかった。
消滅核種ニオブ92の太陽系初生存在度の決定 ~隕石の微小鉱物が記録する太陽系形成前後の元素・物質進化~ 1701物理及び化学

消滅核種ニオブ92の太陽系初生存在度の決定 ~隕石の微小鉱物が記録する太陽系形成前後の元素・物質進化~

2021-03-02 東京工業大学,国立極地研究所 ○隕石の分析から消滅核種ニオブ92の太陽系形成時の存在度を高精度に決定 ○初期太陽系の惑星物質の進化に対して精度の良い年代測定が可能に ○超新星爆発時の元素合成プロセスの解明に繋がる 東京...
北極海の結氷予測は「雲」がカギ 1702地球物理及び地球化学

北極海の結氷予測は「雲」がカギ

「みらい」北極海航海データを利用した、数値予報モデルの検証プロジェクトから 2021-01-27 情報・システム研究機構 国立極地研究所 雲は放射過程を通じて、地球が太陽から受けるエネルギーの収支(熱収支)に大きな影響を与えます。その影響は...
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太平洋側北極海の昇温と結氷遅延メカニズムの一端を解明 0200船舶・海洋一般

太平洋側北極海の昇温と結氷遅延メカニズムの一端を解明

太平洋十年規模振動とブロッキング高気圧に伴う海洋熱輸送 2020-12-02 東京大学, 国立極地研究所 ◆我が国初の結氷期における北極観測航海を太平洋側北極海にて2018年11月に実施し(図1)、例年に比べて非常に高温な海水と遅延する結氷...
貴重な南極隕石を微量で同定する新手法を開発 1700応用理学一般

貴重な南極隕石を微量で同定する新手法を開発

2020-11-13 国立極地研究所 南極で採取される微隕石や、宇宙探査で宇宙から持ち帰った小惑星の岩石のかけらなどの貴重なサンプルは、損失を極力少なくして分析することが求められます。本研究では、分析によるサンプルロスをなるべく少なくし、か...
オーロラの明滅とともに、宇宙からキラー電子が降ってくる 1702地球物理及び地球化学

オーロラの明滅とともに、宇宙からキラー電子が降ってくる

2020-11-12  名古屋大学,情報通信研究機構,京都大学,宇宙航空研究開発機構,電気通信大学,東北大学,国立極地研究所 名古屋大学宇宙地球環境研究所の三好由純教授は、情報通信研究機構(NICT)、京都大学、宇宙航空研究開発機構(JAX...
CMグループに属する最も始原的な隕石の発見: Asuka 12085、12169、および12236 1701物理及び化学

CMグループに属する最も始原的な隕石の発見: Asuka 12085、12169、および12236

はやぶさ2をはじめとする太陽系形成の研究に貢献 2020-11-10 国立極地研究所 国立極地研究所の木村眞特任教授、山口亮准教授、今栄直也助教らの研究グループは、南極で最も始原的な隕石を発見しました。これらは、Asuka 12085、12...
大気レーダーの観測データから大気乱流を正確に導出する手法を開発 1702地球物理及び地球化学

大気レーダーの観測データから大気乱流を正確に導出する手法を開発

2020-11-06 国立極地研究所,データサイエンス共同利用基盤施設,東京大学 大学院理学系研究科 国立極地研究所(所長:中村卓司)の西村耕司特任准教授を中心とする、データサイエンス共同利用基盤施設、東京大学大学院理学系研究科の佐藤薫教授...
南極海海氷域における窒素固定の発見~窒素固定が全球プロセスであることが明らかに~ 1902環境測定

南極海海氷域における窒素固定の発見~窒素固定が全球プロセスであることが明らかに~

2020-10-27 東京大学,海洋研究開発機構,国立極地研究所,ワシントン大学,豊橋技術科学大学,東京海洋大学 南極海海氷域で窒素固定(注1)が活発に行われていること、亜熱帯種と考えられていたシアノバクテリアのUCYN-A(注2)が主要な...
ハリケーンや台風の進路予報の精度向上に北極海での気象観測強化が有効 1702地球物理及び地球化学

ハリケーンや台風の進路予報の精度向上に北極海での気象観測強化が有効

気圧の谷の存在で予報精度が悪化していた場合にも精度が改善 2020-09-30 北見工業大学,国立極地研究所,海洋研究開発機構 近年、ハリケーンや台風により、北米や東アジアなどでは洪水や強風などによる甚大な気象災害の発生頻度が増加しています...
北極海の海氷面積が9月13日に年間最小値を記録 ~衛星観測史上2番目の小ささ~ 0303宇宙環境利用

北極海の海氷面積が9月13日に年間最小値を記録 ~衛星観測史上2番目の小ささ~

2020-09-23 国立極地研究所,宇宙航空研究開発機構  国立極地研究所(極地研)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、水循環変動観測衛星「しずく」のデータを用いた北極海の海氷観測を連携して進めており、得られた海氷情報を極地研の北極域デ...
南極現地調査で明らかになった過去の急激な南極氷床の融解とそのメカニズム 1702地球物理及び地球化学

南極現地調査で明らかになった過去の急激な南極氷床の融解とそのメカニズム

2020-09-18 総合研究大学院大学,国立極地研究所 ●東南極の宗谷海岸南部での氷河地形調査と岩石の年代測定に基づいて、約2万年前の最終氷期以降における東南極氷床の融解過程を詳しく明らかにしました。 ●この地域では9-5千年前の間に、南...
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