1701物理及び化学

三つの陽子の間にはたらく三体力へのアプローチ ~原子核から中性子星まで、統一的な理解にむけて~ 1701物理及び化学

三つの陽子の間にはたらく三体力へのアプローチ ~原子核から中性子星まで、統一的な理解にむけて~

陽子とヘリウム3原子核の高精度散乱実験を行い、実験的な証拠を掴むのが難しいとされてきた三つの陽子の間に働く三体力にアプローチする手法の開発に成功した。
すばる望遠鏡、最遠方のガンマ線放出銀河を観測 1701物理及び化学

すばる望遠鏡、最遠方のガンマ線放出銀河を観測

すばる望遠鏡の赤外線観測装置 MOIRCS などを使った観測により、これまでで最も遠方にある、ガンマ線を放出する大変活動的な銀河を発見した。発見された銀河は約 90 億光年 (赤方偏移で 1.344) の距離 にあり、赤方偏移が1を超えるのは今回が初めて。
大質量星の超新星エンジンをX線観測で解明 1701物理及び化学

大質量星の超新星エンジンをX線観測で解明

チャンドラ衛星によるX線観測から、超新星残骸カシオペア座A」は「ニュートリノ加熱」が引き金となって爆発した重力崩壊型超新星の名残であるという観測的証拠を掴かんだ。
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129億年前から銀河は回転していた 1701物理及び化学

129億年前から銀河は回転していた

アルマ望遠鏡を使った観測で、ビッグバン後9億年の宇宙に、天の川銀河のわずか100分の1の質量という小さな銀河が発見され、さらにこの銀河が回転によって支えられていることが分かった。この小さな銀河よりも手前にある銀河団の重力によって光が増幅される「重力レンズ効果」を活用した画期的な成果。
「理想の水素原子」で未知の物理現象を探索するミュオニウムのマイクロ波分光実験がスタート 1701物理及び化学

「理想の水素原子」で未知の物理現象を探索するミュオニウムのマイクロ波分光実験がスタート

大強度陽子加速器施設(J-PARC) 物質・生命科学実験施設(MLF)ミュオン科学研究施設(MUSE)の大強度のパルス状ミュオンビームを用いてミュオニウム原子の基底状態における超微細構造をマイクロ波分光することに成功した。
電荷中性の粒子がもたらす新しいタイプの金属状態の発見 1701物理及び化学

電荷中性の粒子がもたらす新しいタイプの金属状態の発見

YbB12は非常に強い磁場中で電気を流さない絶縁体から電気を流す金属へと変化するが、電気抵抗が磁場とともに振動する量子振動と呼ばれる現象を絶縁体と金属の両方の状態において観測し、どちらの状態においても電荷中性の粒子がこの量子振動を引き起こしていることを明らかにした。金属状態において電荷中性の粒子と電子が共存していることを示しており、新しいタイプの金属状態が実現していることを示している。
オリオン大星雲で探る星の誕生の秘密~星の赤ちゃんは大食漢?~ 1701物理及び化学

オリオン大星雲で探る星の誕生の秘密~星の赤ちゃんは大食漢?~

オリオン大星雲の電波観測から、星の赤ちゃんの誕生について新たな過程が明らかになった。これまで考えられていた星の誕生モデルとは大きく異なり、星の誕生の解明が一段と進んだ。
多波長同時観測でさぐるM87巨大ブラックホールの活動性と周辺構造~地上・宇宙の望遠鏡が一致団結~ 1701物理及び化学

多波長同時観測でさぐるM87巨大ブラックホールの活動性と周辺構造~地上・宇宙の望遠鏡が一致団結~

イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)と地球上の各地の望遠鏡、さらに宇宙空間にある電波望遠鏡、可視光線・紫外線望遠鏡、X線望遠鏡、ガンマ線望遠鏡が、一斉に楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホールを観測した。多波長域の観測データを組み合わせた結果、巨大ブラックホールから噴き出すジェットの詳細な姿が描き出され、この時期のブラックホールの活動は非常に「おとなしい」状態にあったことが明らかになった。
磁石を使った絶対零度近くへの冷やし方 1701物理及び化学

磁石を使った絶対零度近くへの冷やし方

量子効果の強いイッテルビウム磁性体が絶対零度近くの極低温に到達可能な優れた磁気冷却材であることを示した。
宇宙の灯台「かにパルサー」に隠れていたX線のきらめき~巨大電波パルスに同期したX線増光の検出に成功~ 1701物理及び化学

宇宙の灯台「かにパルサー」に隠れていたX線のきらめき~巨大電波パルスに同期したX線増光の検出に成功~

高速で自転する中性子星「かにパルサー」で発生する「巨大電波パルス(GRP)」に同期して増光するX線を検出した。宇宙遠方で発生する高速電波バースト(FRB)の起源や発生メカニズムの解明にも貢献すると期待できる。
すばる望遠鏡が明らかにした彗星核の熱履歴 1701物理及び化学

すばる望遠鏡が明らかにした彗星核の熱履歴

すばる望遠鏡により、地上からの観測としては初めて、彗星の本体である核の表層の成分を捉えることに成功した。解析の結果、この彗星は現在の軌道で予想されるよりも高い温度の状態を、過去に経ていたことが分かった。
天の川銀河の中心部に「赤ちゃん星の巣」を発見 1701物理及び化学

天の川銀河の中心部に「赤ちゃん星の巣」を発見

天の川銀河中心部での星形成の実態を探るためにアルマ望遠鏡を使った観測を行った。星形成の兆候である原始星から噴き出す高速ガス流(アウトフロー)を43個発見した。
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