1701物理及び化学

銀河の進化を制御する宇宙の網(Cosmic web orchestrates the progression of galaxies) 1701物理及び化学

銀河の進化を制御する宇宙の網(Cosmic web orchestrates the progression of galaxies)

2022-02-25 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL) 銀河の形とその進化は、宇宙を縦横に走る宇宙フィラメントの網に依存しています。EPFLの天体物理学研究室が率いる最近の研究によると、この宇宙の網はこれまで考えられていたよりもは...
水の構造をめぐる分光の解釈に決着 ~軟X線発光スペクトルの正しい解釈に向けて~ 1701物理及び化学

水の構造をめぐる分光の解釈に決着 ~軟X線発光スペクトルの正しい解釈に向けて~

水の軟X線発光スペクトルの温度依存性や同位体依存性を理論的に再現することに成功。軟X線発光分光に特有の散乱過程によって水の構造とその変化を強調して観測できることが判明。様々な環境における水の構造とその役割を分子レベルで理解するための理論的裏付けが可能に。
天の川銀河中心の巨大ブラックホール天体「いて座A*」の構造 1701物理及び化学

天の川銀河中心の巨大ブラックホール天体「いて座A*」の構造

東アジアVLBI観測網による波長1.3センチと7ミリ帯の電波観測データから、天の川銀河の中心にひそむ巨大ブラックホール天体「いて座A∗ (エースター)」の詳しい構造が明らかになりました。
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反強磁性型の励起子絶縁体を初めて発見 1701物理及び化学

反強磁性型の励起子絶縁体を初めて発見

電子と正孔の結合状態である励起子が生み出す反強磁性型の励起子絶縁体を実験と理論の両面から新たに発見しました。スピン三重項の励起子が生み出す反強磁性励起子絶縁体の存在を明らかにしました。
伝導電子と局在スピン・軌道が織りなす悪魔の調律 ~多極子の衣をまとった電子「多極子ポーラロン」を発見~ 1701物理及び化学

伝導電子と局在スピン・軌道が織りなす悪魔の調律 ~多極子の衣をまとった電子「多極子ポーラロン」を発見~

セリウム・アンチモンが示す「悪魔の階段」の相転移において、多極子と呼ばれる局在スピン・軌道と強く相互作用する伝導電子が準粒子として振る舞う「多極子ポーラロン」を発見しました。「悪魔の階段」で発生する局在スピン・軌道配列の変調に合わせて、自在に相互作用の強さを変える「多極子ポーラロン」の特殊な振る舞いを明らかにしました。
宇宙はじめの凸凹(でこぼこ)はなぜ対称に作られたか? 1701物理及び化学

宇宙はじめの凸凹(でこぼこ)はなぜ対称に作られたか?

初期宇宙のインフレーション膨張の際できた密度の凸凹は、凸部と凹部が高い精度で同量対称にできなければならないことを理論的に示した。密度ゆらぎ形成を場の量子論に基づいて解析した結果、凸部と凹部の分布が高い精度で対称でない限り、ゆらぎの振幅が観測から大きくズレてしまうことを見いだした。
縺(もつ)れ結晶に起因した「超伝導反強磁性」状態を発見 1701物理及び化学

縺(もつ)れ結晶に起因した「超伝導反強磁性」状態を発見

局所的に空間反転対称性が破れた結晶に起因した超伝導相内部で実現する特殊な反強磁性状態を発見しました。
電子の強いスピン軌道相互作用がもたらす量子干渉によりフラットバンドが実現 1701物理及び化学

電子の強いスピン軌道相互作用がもたらす量子干渉によりフラットバンドが実現

遷移金属酸化物CsW2O6の理論モデルで、タングステン原子由来の強いスピン軌道相互作用によって、フラットなエネルギーバンドが現れることを発見した。電子がスピン軌道相互作用によってスピンの向きを回転させながら伝搬して量子干渉を起こすという新しいフラットバンドの発現機構を、数学的に厳密に明らかにした。
磁性絶縁体内部で現れるマヨラナ粒子の性質を解明 ~磁場の方向によって粒子数を制御可能~ 1701物理及び化学

磁性絶縁体内部で現れるマヨラナ粒子の性質を解明 ~磁場の方向によって粒子数を制御可能~

蜂の巣格子を持つ磁性絶縁体a-RuCl3 (塩化ルテニウム)の試料端(エッジ)においてマヨラナ粒子が存在することは報告されていましたが、試料内部(バルク)の状態は不明でした。磁場中比熱の精密測定により、試料内部でマヨラナ粒子が存在し、その現れやすさが蜂の巣格子面内での磁場方向に強く依存することが明らかとなりました。試料内部のマヨラナ粒子が、環境ノイズに強いトポロジカル量子コンピューターを可能にする「非可換エニオン」の元となる、というキタエフ模型の理論の基礎特性を裏付ける結果であり、非可換エニオンの理解が進展することが期待されます。
二次元ディラック電子の量子異常を実証~トポロジカル絶縁体表面での半整数量子ホール効果を観測~ 1701物理及び化学

二次元ディラック電子の量子異常を実証~トポロジカル絶縁体表面での半整数量子ホール効果を観測~

トポロジカル絶縁体と磁性トポロジカル絶縁体の積層薄膜において、半整数(1/2)に量子化されたホール伝導度を観測しました。トポロジカル絶縁体表面に存在する単一の二次元ディラック電子に関する量子異常を反映したもので、今後、単一ディラック電子を利用したさらなる基礎物理研究の展開が期待できます。
超伝導体の実用化に繋がる物質を発見!~環境・エネルギー問題の解決に期待~ 1701物理及び化学

超伝導体の実用化に繋がる物質を発見!~環境・エネルギー問題の解決に期待~

超伝導体の実用化に繋がる物質を発見しました。超伝導体はごく限られた物質でしか見つかっておらず、しかも超伝導の特性を発揮できる環境が日常とはかけ離れているのが現状です。より日常に近い環境で超伝導体を実現していく為の重要な発見をしました。
様々な次元を持った図形の世界を現実の物質の世界で実現することに成功 1701物理及び化学

様々な次元を持った図形の世界を現実の物質の世界で実現することに成功

物質の次元性と機能の一般的関係を発見しました。任意の物質の次元を2.5次元から3.0次元の間で自由に調整できる方法を10年程前に発見し、その次元性を変えた効果が物質の機能をどう変えるか、個別の物質や機能によらない、一般的な法則が見つかったという成果です。
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