1702地球物理及び地球化学

東北地方太平洋沖地震後に日本全国で発生した誘発地震のメカニズムを解析 1702地球物理及び地球化学

東北地方太平洋沖地震後に日本全国で発生した誘発地震のメカニズムを解析

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(M9.0)の発生13時間後に、長野県北部において発生したM6.2の地震に着目し、当時この地域に稠密に展開されていた地震観測網の連続地震波形データを詳細に解析した結果、東北沖地震発生からM6.2の地震発生までの間に発生していた微小地震活動を検出することに成功した。
人が感じないごく小さな揺れの成分解析から地熱発電に利用可能な熱水の流動を検出 1702地球物理及び地球化学

人が感じないごく小さな揺れの成分解析から地熱発電に利用可能な熱水の流動を検出

地下400mに設置した高感度振動センサーで、人が感じない微小な揺れを24時間・365日観測。地中のごく小さな揺れ方の変化から、地熱発電に利用可能な熱水の動きを検出。地熱発電などの深部地下開発時の新たなモニタリング技術として応用が可能。
大地震とスロースリップの相互作用を解明~メキシコにおける3つの大地震の連鎖的発生のメカニズム~ 1702地球物理及び地球化学

大地震とスロースリップの相互作用を解明~メキシコにおける3つの大地震の連鎖的発生のメカニズム~

メキシコで発生した大地震とスロースリップの地殻変動及び地震計記録を解析し、2017年から2019年にかけてメキシコで発生した3つの大地震とスロースリップの連動と2つの関連性を明らかにした。
ad
海底広域研究船「かいめい」を用いた国際深海科学掘削計画(IODP)第386次研究航海の実施について 1702地球物理及び地球化学

海底広域研究船「かいめい」を用いた国際深海科学掘削計画(IODP)第386次研究航海の実施について

海底広域研究船「かいめい」は、ECORDと共同で研究航海を実施する。最大長40mの大口径(110mmφ)長尺ピストンコアラーを使って日本海溝の海底堆積物を連続的に採取し、過去に起きた地震の痕跡を調べる。日本海溝の巨大地震の特徴や発生のプロセスなどを知り、今後起こりうる地震の最大規模や発生頻度の推定につながることが期待される。
1年先の夏季アジアモンスーンの予測に成功 1702地球物理及び地球化学

1年先の夏季アジアモンスーンの予測に成功

最新の季節予測モデルを用い、1年先の夏季アジアモンスーンの予測に初めて成功した。この成功は、エルニーニョ現象及びその後の影響がよく再現されていたこと、また、大規模なアンサンブル予測を行ったことに起因していることを明らかにした。
連続干天日数に関する数学モデルを構築し、旱魃の回避に役立つ方法論を提案 1702地球物理及び地球化学

連続干天日数に関する数学モデルを構築し、旱魃の回避に役立つ方法論を提案

連続干天日数に関する数学モデルを構築して、天水農業の盛んなイラクのニネベ平原における旱魃の回避に役立つ方法論を提案した。
新たな解析手法による「電子基準点日々の座標値」の公開 1702地球物理及び地球化学

新たな解析手法による「電子基準点日々の座標値」の公開

令和3年4月1日から、新しい解析手法による「電子基準点日々の座標値」の提供を開始します。国土地理院が全国に設置した約1,300点の電子基準点で観測しているGPS等の測位衛星の信号を解析し、各点の毎日の座標値(位置)を求めたものです。
過去に起こった大規模な東南極氷床融解~昭和基地周辺の湖が記録していた縄文時代の融解イベント~ 1702地球物理及び地球化学

過去に起こった大規模な東南極氷床融解~昭和基地周辺の湖が記録していた縄文時代の融解イベント~

東南極昭和基地周辺の湖の調査により、この地域の氷床が過去のある時期に大規模に融解したことを、新たに開発した化学分析手法を用いて明らかにした。
2018年アラスカ湾地震の複雑な破壊過程を解析~間欠的に加速・減速する奇妙な巨大地震~ 1702地球物理及び地球化学

2018年アラスカ湾地震の複雑な破壊過程を解析~間欠的に加速・減速する奇妙な巨大地震~

地上で観測された地震波形データから、地震時の断層形状と破壊過程を同時に推定する新しい地震破壊過程解析手法を開発。この解析手法を2018年にアラスカ湾の海洋プレート内で発生したマグニチュード(M)7.9の巨大地震に適用した結果、断層すべりが間欠的に加速・減速する様子を捉えることに成功した。
2021年3月20日宮城県沖の地震の評価 1702地球物理及び地球化学

2021年3月20日宮城県沖の地震の評価

地震の地震活動の分布や GNSS 観測及び地震波の解析結果から、震源域は牡鹿半島沿岸から沖合にかけての領域と考えられる。この震源域は、 1978 年宮城県沖地震(M7.4)の震源域の西側の一部に重なる可能性があるが、詳細は今後の調査観測結果等を踏まえさらに検討を行う必要がある。
ミュオグラフィの陸から海への展開 1700応用理学一般

ミュオグラフィの陸から海への展開

世界初となる海底ミュオグラフィセンサーアレイの一部を東京湾アクアライン海底トンネル内部の100 mにわたって設置し、東京湾における天文潮位のリアルタイム測定に成功した。
惑星系の化学組成は誕生前から多様? ~アルマ望遠鏡で多くの原始星を化学調査~ 1702地球物理及び地球化学

惑星系の化学組成は誕生前から多様? ~アルマ望遠鏡で多くの原始星を化学調査~

アルマ望遠鏡を用いて約50個の原始星の周りに存在するガスの化学組成を調べた結果、有機分子の存在量が天体によって大きく異なることを発見した。これほど多くの、それも同じ領域にある原始星で、周囲を取り巻くガスの化学組成が調査されたのは初めて。原始太陽系の環境の化学的起源の理解に貢献すると期待。
ad
タイトルとURLをコピーしました