1702地球物理及び地球化学

地球上最大の巨大海台はなぜできたか? 1702地球物理及び地球化学

地球上最大の巨大海台はなぜできたか?

世界最大の海台であるオントンジャワ海台のプレートの底が周囲より約 40km 深いことを明らかにし、これが海台形成時の熱組成プルームの融け残りが付加したものであることを示した。
地球コアに大量の水素 〜原始地球には海水のおよそ50倍の水〜 1702地球物理及び地球化学

地球コアに大量の水素 〜原始地球には海水のおよそ50倍の水〜

超高圧高温実験と微小領域化学組成分析により、地球形成期の超高圧下(約50万気圧)でおきた、コア−溶融マントル間の水素の分配の決定に世界で初めて成功した。当時地球に存在した水の9割以上が水素としてコアに取り込まれたことがわかった。
複数の地震観測網を統合した計算手法を開発~より早く正確な緊急地震速報に向けて~ 1702地球物理及び地球化学

複数の地震観測網を統合した計算手法を開発~より早く正確な緊急地震速報に向けて~

現在の緊急地震速報に導入されているIPF法を拡張し、どの地震観測網のデータでも利用できる新しい手法(拡張IPF法)を開発した。複数の地震観測網を一緒に利用すると、計算に使える地震計の数が多くなり、より早く正確に地震を検知することができる。
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遠地地震によって誘発される地震活動の特徴を解明 ~地震ビッグデータ解析を通じて~ 1702地球物理及び地球化学

遠地地震によって誘発される地震活動の特徴を解明 ~地震ビッグデータ解析を通じて~

遠地で発生した大地震に伴い誘発される地震の活動の特徴を、ビッグデータの解析から明らかにした。過去10年間に南カリフォルニアで得られた地震に関する記録を解析し、地震の揺れの強さに応じて地震活動が活発化しやすくなる関係性や、誘発を受けやすい場所の地域性を検証したほか、誘発された地震活動は通常の余震活動よりも時間とともに緩やかに減少する特徴などを明らかにした。
令和3年5月1日10時27分の宮城県沖の地震に伴う地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年5月1日10時27分の宮城県沖の地震に伴う地殻変動

2021年5月1日10時27分宮城県沖で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された5月2日5時59分までのデータを解析した結果、震源域に近い電子基準点「矢本(960549)」や「涌谷(950176)」で東南東方向に1cmを超える地殻変動が見られるなど、宮城県を中心に広い範囲で小さな地殻変動が検出された。
ひとつひとつの観測データが気象予測に与える影響を簡易に評価可能に 1702地球物理及び地球化学

ひとつひとつの観測データが気象予測に与える影響を簡易に評価可能に

気象に関する全ての観測のインパクトを一度に診断できる手法(EFSO)について、JAMSTECのデータ同化システムに導入し、その利用可能性を確認した。EFSOは北極・中緯度・熱帯どの緯度帯での特別観測においても、2〜3日先(短期)までの予測に対する影響を正しく推定できる。北極の観測データは北米の6〜7日先(中期)の予測を改善することもわかった。
反強磁性モット絶縁物質におけるフェムト秒の電子スピン配列振動を発見 1702地球物理及び地球化学

反強磁性モット絶縁物質におけるフェムト秒の電子スピン配列振動を発見

隣り合うスピンが互いに逆向きに配列している反強磁性モット絶縁物質に、極短光パルス(レーザー光)を照射すると、逆向きのスピン配列が壊れたり元に戻ったりする振動が、100兆分の1秒(10フェムト秒)の時間スケールで規則的に起きることを理論的に発見した。
隕石中に閉じ込められたCO2に富む液体の水を世界で初めて発見 1702地球物理及び地球化学

隕石中に閉じ込められたCO2に富む液体の水を世界で初めて発見

X線ナノCTおよび低温下での透過型電子顕微鏡を用いた分析により、炭素質コンドライトと呼ばれる隕石(サッターズミル隕石:Sutter's Mill)の鉱物の中に、鉱物中に閉じ込められた二酸化炭素(CO2)に富む液体の水(CO2に富む流体包有物)を世界で初めて発見した。この流体包有物は太陽系形成時のCO2を含む氷に由来すると考えられる。
すばる望遠鏡からの星空ライブカメラがはじまる 1702地球物理及び地球化学

すばる望遠鏡からの星空ライブカメラがはじまる

「すばる望遠鏡からの星空ライブカメラ」がスタートした。ハワイ島マウナケアのすばる望遠鏡に高感度ライブカメラを設置し、まずは試験運用という形で 24時間ライブストリーミング配信を行っている。
東北地方太平洋沖地震後に日本全国で発生した誘発地震のメカニズムを解析 1702地球物理及び地球化学

東北地方太平洋沖地震後に日本全国で発生した誘発地震のメカニズムを解析

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(M9.0)の発生13時間後に、長野県北部において発生したM6.2の地震に着目し、当時この地域に稠密に展開されていた地震観測網の連続地震波形データを詳細に解析した結果、東北沖地震発生からM6.2の地震発生までの間に発生していた微小地震活動を検出することに成功した。
人が感じないごく小さな揺れの成分解析から地熱発電に利用可能な熱水の流動を検出 1702地球物理及び地球化学

人が感じないごく小さな揺れの成分解析から地熱発電に利用可能な熱水の流動を検出

地下400mに設置した高感度振動センサーで、人が感じない微小な揺れを24時間・365日観測。地中のごく小さな揺れ方の変化から、地熱発電に利用可能な熱水の動きを検出。地熱発電などの深部地下開発時の新たなモニタリング技術として応用が可能。
大地震とスロースリップの相互作用を解明~メキシコにおける3つの大地震の連鎖的発生のメカニズム~ 1702地球物理及び地球化学

大地震とスロースリップの相互作用を解明~メキシコにおける3つの大地震の連鎖的発生のメカニズム~

メキシコで発生した大地震とスロースリップの地殻変動及び地震計記録を解析し、2017年から2019年にかけてメキシコで発生した3つの大地震とスロースリップの連動と2つの関連性を明らかにした。
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