1703地質

マグマ由来の流体による微小な割れ目網が地下水の流路に 1703地質

マグマ由来の流体による微小な割れ目網が地下水の流路に

1000m級大深度ボーリング調査岩石試料を電子顕微鏡観察と鉱物分析を行い、白亜紀の花崗岩に超臨界流体の痕跡を世界で初めて発見した。痕跡周りの花崗岩盤中に顕微鏡スケールの微小な割れ目ネットワークが発達し流路になっていることを明らかにした。
飛騨帯神岡地域におけるSHRIMP(シュリンプ)ジルコノロジー ~日本列島形成史の解明に貢献~ 1703地質

飛騨帯神岡地域におけるSHRIMP(シュリンプ)ジルコノロジー ~日本列島形成史の解明に貢献~

神岡地域の花崗岩質マイロナイトは、約2億4300万年前に花崗岩として形成され、その後、約1億9900万年前までにせん断による変形作用を受けマイロナイト化したことが明らかとなった。日本列島の形成を考察する上で貴重な情報である。
陸化した深海底堆積物の詳細な分布を示した地質図が完成~房総半島東部5万分の1地質図幅[上総大原] 1703地質

陸化した深海底堆積物の詳細な分布を示した地質図が完成~房総半島東部5万分の1地質図幅[上総大原]

2019-09-24 産業技術総合研究所ポイント 上総大原(かずさおおはら)地域の大部分を占める深海底堆積物の詳細な分布や地質構造を解明 災害をもたらす大規模な海底地すべりなど、深海底での現象の痕跡を陸上で直接観察可能な地域 南関東ガス田に...
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九州・パラオ海嶺に過去2000万年間の連続的な堆積物があることを発見 1703地質

九州・パラオ海嶺に過去2000万年間の連続的な堆積物があることを発見

九州付近から沖ノ鳥島を経てミクロネシアのパラオ付近に至る南北3000 kmに渡る海底山脈である九州・パラオ海嶺で1973年に採取されたSite 296海洋コアを再解析した。適切な保管・管理のおかげで全く問題なく解析ができた。
能登半島北部周辺に刻まれた日本海発達の歴史~20万分の1地質図幅「輪島」(第2版)を刊行~ 1703地質

能登半島北部周辺に刻まれた日本海発達の歴史~20万分の1地質図幅「輪島」(第2版)を刊行~

20万分の1地質図幅「輪島」を全面改訂し、57年ぶりに第2版として刊行した。
十和田湖の成り立ちを示す高精細地質図を刊行~青森・秋田県境の5万分の1地質図幅「十和田湖」~ 1703地質

十和田湖の成り立ちを示す高精細地質図を刊行~青森・秋田県境の5万分の1地質図幅「十和田湖」~

2019-08-20 産業技術総合研究所ポイント 気象庁の常時観測火山である十和田火山を含む「十和田湖」地域の地質図を完成 地質調査と年代測定により本地域の1700万年前以降の火山活動の歴史を解明 火山防災、観光業、地学教育の基礎資料として...
1億年前に形成した海底下深部の溶岩から生命生存可能性を示す鉱物を発見 1703地質

1億年前に形成した海底下深部の溶岩から生命生存可能性を示す鉱物を発見

海洋地殻上部において、生命活動を下支えする岩石と水の反応が1億年に渡り継続していることが、科学掘削で得られた岩石コアの微小鉱物分析により明らかとなった。
世界が注目する変成岩地域の地質図が完成 1703地質

世界が注目する変成岩地域の地質図が完成

高知県北部の本山地域の変成岩の地質構造を示した5万分の1地質図幅「本山」を刊行。ジュラ紀から白亜紀、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む「沈み込み帯」で、海洋プレート上の堆積物や岩石が地下10-60 km引きずり込まれ大陸下に付加。
活断層の正確な位置を知ろう~牛首断層帯及び跡津川断層帯など4つの断層帯の活断層図を公開~ 1703地質

活断層の正確な位置を知ろう~牛首断層帯及び跡津川断層帯など4つの断層帯の活断層図を公開~

牛首断層帯及び跡津川断層帯とその周辺(富山県・岐阜県・長野県・石川県)「立山」など6図葉、養老-桑名-四日市断層帯とその周辺(岐阜県・三重県)「津島 改訂版」など2図葉を整備し公開した。
大地震の地盤災害の推計を”すぐ”に”だし”ます~スグダス(SGDAS)システムの運用開始~ 1703地質

大地震の地盤災害の推計を”すぐ”に”だし”ます~スグダス(SGDAS)システムの運用開始~

2019-06-18  国土地理院国土地理院が保有する地形・地質等の膨大なデータベースと、気象庁が発表する地域の震度分布データを活用し、地震発生直後に、斜面崩壊・地すべり・液状化の発生している可能性がある場所を推計するシステムの運用を6月2...
命名「ALOS氷丘」~衛星観測による極域科学研究への貢献~ 1703地質

命名「ALOS氷丘」~衛星観測による極域科学研究への貢献~

2019-06-11  JAXA英国政府は、英国の南極地名委員会の提案を受け、南極半島の一連の氷河(氷流や氷丘)について、それらの氷河を観測し、極域科学研究に重要なデータを提供してきたヨーロッパ、アメリカ、日本の地球観測衛星にちなんだ名前を...
南極隕石ラボラトリーで普通コンドライトの新たな分類決定手法を開発 1703地質

南極隕石ラボラトリーで普通コンドライトの新たな分類決定手法を開発

隕石の約90%を占める普通コンドライトに対し、化学的グループおよび岩石学的タイプ、衝撃段階を分類するX線回折を用いた新たな手法を開発した。
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