1702地球物理及び地球化学

安価なドローンで高精度気象観測を実現 ~極域の持続可能な観測網の構築へ向けて~ 1702地球物理及び地球化学

安価なドローンで高精度気象観測を実現 ~極域の持続可能な観測網の構築へ向けて~

汎用ドローンに気象センサーを取り付け、代表的な高層気象観測システムであるラジオゾンデ観測に対して、どの程度の誤差で気象観測が可能かを調べました。室内実験から、プロペラのローターやバッテリーの排熱の影響を受けない場所を特定するとともに、回転するプロペラが作り出す下降流で気象センサーに必要な十分な通風が得られる最適な場所を見出しました。また、日射の影響を軽減する気象センサーの放射シールドを開発しました。
トンガ諸島付近における大噴火に伴う 防災科研の海域観測網(S-net, DONET)で観測された水圧変動 1702地球物理及び地球化学

トンガ諸島付近における大噴火に伴う 防災科研の海域観測網(S-net, DONET)で観測された水圧変動

2022年1月15日13時(日本時間)ごろ、トンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山で大規模噴火が発生し 、同日20時過ぎから、S-netとDONETの全観測点で潮位変化が観測された。 沖合のS-netとDONETの観測点では最大10数㎝程度(片振幅)で、初動部分よりも後続部分で大きい。 すべての観測点で、初動は潮位の上昇を記録した。
令和4年1月15日13時頃のトンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火に伴う潮位変化について(第2報) 1702地球物理及び地球化学

令和4年1月15日13時頃のトンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火に伴う潮位変化について(第2報)

2022-01-16 気象庁本文火山の噴火の概要 噴火発生日時:1月15日13時頃(日本時間) 火山名:フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山 噴煙高度:約52,000フィート(約16,000メートル) 津波警報等の発表状況:津波警報・津波注...
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南極からの海洋深層水が「国産コバルト資源」を生み出した~南鳥島周辺に広大なマンガンノジュール密集域が形成された原因を特定~ 1702地球物理及び地球化学

南極からの海洋深層水が「国産コバルト資源」を生み出した~南鳥島周辺に広大なマンガンノジュール密集域が形成された原因を特定~

南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内の広範囲に分布するマンガンノジュールが、海洋深層の海流の流入をきっかけに断続的に形成を開始し、広大な密集域へと成長していったことを明らかにしました。X線CT装置(CT)と微小領域蛍光X線分析装置(µXRF)を用いた分析によって、ノジュール内部の微細な三次元層構造を詳細に解析し、成長履歴を解読しました。
令和3年12月の地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年12月の地殻変動

GNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた、2021年11月中旬から2021年12月中旬までの1か月間の地殻変動概況は、東北地方を中心に、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。火山周辺では、硫黄島において地殻変動が見られます。
福徳岡ノ場の火山活動について(12 月27 日観測) 1702地球物理及び地球化学

福徳岡ノ場の火山活動について(12 月27 日観測)

福徳岡ノ場の火山活動について(12 月27 日観測)新島:12 月14 日の観測結果と比較し、新島は縮小しており、波浪により陸地が見え隠れしている状況であった。活動:観測中の噴火は認められなかった。変色水:新島の東側から茶褐色の変色水の湧出を認め、同位置から東側約5㎞にかけて黄緑色の変色水の分布を認めた。福徳岡ノ場の東約5㎞付近に長さ約400m弱の軽石と思われる筋状の浮遊物を認めた。
津波が作った磁場から波高がわかる~海底で観測された磁場と津波波高の直接比較~ 1702地球物理及び地球化学

津波が作った磁場から波高がわかる~海底で観測された磁場と津波波高の直接比較~

2011年に世界で初めて「津波が観測可能な電磁場を伴うこと」を海底観測により実証しました。本研究ではそれをさらに発展させ、津波の波高と海底磁場の同時観測データを用いて、津波とそれが作る磁場の位相と振幅の関係を解明しました。この結果は、磁場が津波に非常に敏感であることを示し、津波の早期警戒法の改善に今後役立つものと考えられます。
海洋由来のエアロゾル粒子が南極海上空の雲の性質に影響 〜衛星観測をもとに解明〜 1702地球物理及び地球化学

海洋由来のエアロゾル粒子が南極海上空の雲の性質に影響 〜衛星観測をもとに解明〜

衛星観測で得られた雲の相状態(水雲か氷雲か)を判別できるデータから、南大洋及び南極大陸沿岸域での氷雲の存在割合を調査しました。夏季には、上空の気温が約-10℃以上の環境下で、ほかの温度帯よりも氷雲の存在割合が高く、海洋生物由来の粒子が氷晶の核となり氷雲の形成を促進している可能性が示されました。一方、冬季には、海から大気へ雲の核となる粒子を大量に供給する波しぶきが形成される強風時に、上空の気温が約-20℃以上の環境下で氷雲の存在割合が高くなることが明らかとなりました。
令和3年12月9日11時5分のトカラ列島近海の地震に伴う地殻変動~現時点では顕著な地殻変動は見られません。~ 1702地球物理及び地球化学

令和3年12月9日11時5分のトカラ列島近海の地震に伴う地殻変動~現時点では顕著な地殻変動は見られません。~

令和3年(2021年)12月9日11時5分にトカラ列島近海で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された12月15日8時59分までのデータを解析した結果、現時点では、ばらつきを超える顕著な地殻変動は見られません。
1月の北西太平洋の爆弾低気圧が近年急増~東シナ海上の温暖多湿化が要因~ 1702地球物理及び地球化学

1月の北西太平洋の爆弾低気圧が近年急増~東シナ海上の温暖多湿化が要因~

過去55年にわたる北太平洋の爆弾低気圧活動の長期変化について解析を行いました。1980年代後半以降、大陸からの季節風に伴う寒気の吹き出しが弱まり、中国南部から東シナ海にかけて対流圏下層の湿潤な前線帯が強化されていました。この前線帯で発生し、日本南岸を通過しながら北西太平洋で急激に発達する低気圧の頻度が増えたことが、爆弾低気圧の急増に繋がっていることを明らかにしました。
2021年11月の地震活動の評価+補足(12 月1日以降の地震活動) 1702地球物理及び地球化学

2021年11月の地震活動の評価+補足(12 月1日以降の地震活動)

2021-12-09 地震調査研究推進本部,地震調査委員会1.主な地震活動目立った活動はなかった。2.各領域別の地震活動(1)北海道地方目立った活動はなかった。(2)東北地方○ 11 月9日に福島県中通りの深さ約5㎞でマグニチュード(M)4...
令和3年11月の地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年11月の地殻変動

2021年10月中旬から2021年11月中旬までの1か月間の地殻変動概況は、別紙のとおりです。東北地方を中心に、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。火山周辺では、硫黄島において地殻変動が見られます。
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