繊維リサイクルを支援する新たな布地標準試料を開発(New Fabric Reference Material Could Help Strengthen Domestic Supply Chain for Textiles and Clothing)

2026-07-09 米国国立標準技術研究所(NIST)

米国立標準技術研究所(NIST)は、繊維リサイクルの精度向上と国内繊維サプライチェーンの強化を目的とした新しい研究用標準試料(Research-Grade Test Material:RGTM 10279)を公開した。試料セットは、組成が正確に把握された複数の布地サンプルで構成され、近赤外分光法(NIR)などによる繊維識別装置や分類アルゴリズムの性能評価・比較に利用できる。現在、繊維選別では装置やデータベースごとのばらつきが課題となっており、共通の基準試料がないことが技術開発や品質保証の妨げとなっていた。NISTは、この標準試料を用いた国際的なラウンドロビン試験(FIBRILS)を実施し、産業界や研究機関からのフィードバックを基に将来的な標準参照物質の整備を目指す。こうした取り組みにより、繊維リサイクルの信頼性向上や循環型経済の推進、国内の繊維資源循環とサプライチェーンの強靱化への貢献が期待されている。

繊維リサイクルを支援する新たな布地標準試料を開発(New Fabric Reference Material Could Help Strengthen Domestic Supply Chain for Textiles and Clothing)

A new NIST research-grade test material is part of an effort to help the textile industry better identify and sort textiles and fabrics. Credit: NIST

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