高品質なデータ取得と操作効率を両立した透過電子顕微鏡 「HT7800Ⅱ」 を発売

日立ハイテクは、高品質で再現性のあるデータ取得と操作効率を両立した120 kV透過電子顕微鏡（TEM）「HT7800Ⅱ」を発売した。本装置は、従来のHT7800シリーズが持つ高分解能・高コントラスト性能と操作性を継承しつつ、自動化機能を大幅に強化。高コントラスト観察と高分解能観察を1台で切り替え可能な複合対物レンズを搭載し、生物試料からナノ材料まで幅広く対応する。さらに、自動ビーム調整機能や直感的GUIにより、専門知識の有無を問わず安定した高品質データ取得を実現した。電子線トモグラフィーやCLEM、クライオ観察、STEM・EDS分析など多様な拡張機能にも対応し、医療・生命科学や材料開発分野の研究効率向上に貢献する。デジタライズドアセットとしてLumada 3.0を支える製品である。