2025-11-13 地震調査研究推進本部地震調査委員会
2025年10月は、日本各地でプレート境界型・内陸型の地震が発生した。北海道では22日に釧路沖でM5.1、25日に根室半島南東沖でM5.8が発生し、最大震度5弱を観測した。いずれも太平洋プレートと陸のプレート境界で生じた逆断層型で、地殻変動は確認されなかった。東北では福島県沖でM6.0とM5.0が発生。関東では栃木県北部で浅いM4.7が発生した。九州・トカラ列島近海では、6月以降活発化していた一連の活動が低下傾向にあるものの、震度1以上の地震は10月に37回発生し、当面継続する可能性がある。南海トラフでは特段の変化はない。補足として、11月9日に三陸沖でM6.9が発生し、周辺ではM6級が続発しており、今後1週間程度は同規模以上の地震に注意が必要とされる。

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