個人PZL-ビエルスコSZD-55-1(滑空機、単座)の事故[墜落](群馬県吾妻郡長野原町、令和5年4月9日発生)

2025-07-31 運輸安全委員会

個人PZL-ビエルスコSZD-55-1(滑空機、単座)の事故[墜落](群馬県吾妻郡長野原町、令和5年4月9日発生)

<関連情報>

 

概要
個人所属PZL-ビエルスコ式SZD-55-1型JA2502は、令和5年4月9日(日)、訓練のため、長野県長野市にある長野市滑空場をウインチえい航により発航した後、群馬県吾妻郡長野原町横壁付近の湖の岸壁法面に墜落した。同機には、機長のみが搭乗していたが死亡した。同機は大破したが火災は発生しなかった。

原因
本事故は、同機がリッジ・ソアリング中に、尾根の風下側の下降気流に入り高度が低下し、帰路経路上の尾根を越えることができなくなったため、場外着陸を試み、その際に失速してスピンに入り、回復できずに墜落したものと考えられる。
同機が失速してスピンに入ったことについては、場外着陸の直前に障害物を避けようとして過大な修正操作となったことによるものと考えられる。

 

0300航空・宇宙一般
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