TSUBAMEスーパーコンピュータが拓く、分野横断型大規模シミュレーションの未来~インタラクティブなコンテナ協調型シミュレーション基盤で社会課題解決を加速~

2025-07-18 東京科学大学

東京科学大学と富士通の研究チームは、スーパーコンピュータ「TSUBAME4.0」上で、大規模かつインタラクティブなシミュレーションを実行可能にする革新的な基盤技術を開発した。従来、スパコンではバッチ処理が主流であり、大規模ジョブの即時実行が困難だったが、本技術により、ユーザが利用中の計算ノード内で複数ジョブを即時かつ協調的に実行可能となった。特に分野横断的な課題解決を目的とする複雑なシミュレーションにおいて、通信ポートの自動変換技術なども用い、通信衝突を回避。実証実験では、シェアドモビリティ施策の探索時間を従来比1/9に短縮する効果が確認された。この成果は製造、物流、都市設計など多様な社会課題解決に向けたスパコン活用の可能性を広げる。

TSUBAMEスーパーコンピュータが拓く、分野横断型大規模シミュレーションの未来~インタラクティブなコンテナ協調型シミュレーション基盤で社会課題解決を加速~
図1.スパコンにおけるジョブ実行方式の比較
(A)大規模実行が可能だが待ちが発生するバッチジョブ方式
(B)待ち時間なく利用可能な小規模インタラクティブジョブ方式
(C)今回開発した大規模かつインタラクティブを両立する方式

<関連情報>

1601コンピュータ工学
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました