史上最大のブラックホール合体をLIGOが検出(LIGO Detects Most Massive Black Hole Merger to Date)

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2025-07-14 カリフォルニア工科大学(Caltech)

史上最大のブラックホール合体をLIGOが検出(LIGO Detects Most Massive Black Hole Merger to Date)
The twin detectors of LIGO in Hanford, Washington (left) and Livingston, Louisiana.Credit: LIGO Lab/Caltech/MIT

LIGO・Virgo・KAGRA共同研究チームは、観測史上最大級のブラックホール合体「GW231123」を検出。2023年11月に発生したこの現象では、約100太陽質量と約140太陽質量のブラックホールが衝突し、225太陽質量の巨大ブラックホールが誕生。これは従来の恒星進化モデルでは説明困難な“質量ギャップ”に該当する事象であり、高速スピンと合わせて、階層的合体やガス吸収などの形成仮説が検討されている。重力波は合体直前の0.1秒間のみ観測され、理論再構築が迫られている。

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