テラヘルツ波用チップベースのシステムにより、より効率的で高感度な電子機器が可能になる可能性(Chip-based system for terahertz waves could enable more efficient, sensitive electronics)

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2025-02-20 マサチューセッツ工科大学(MIT)

テラヘルツ波用チップベースのシステムにより、より効率的で高感度な電子機器が可能になる可能性(Chip-based system for terahertz waves could enable more efficient, sensitive electronics)
By affixing a thin, patterned sheet of material to the back of the chip, highlighted in the center and shown in the left-side micrograph, the researchers produced a more efficient, yet scalable, chip-based terahertz wave generator. Credits:Image: Courtesy of the researchers; MIT News

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちは、シリコンレンズを使用せずに高出力のテラヘルツ波を生成できるチップベースのシステムを開発しました。テラヘルツ波は、データ伝送速度の向上、医療画像の精度向上、高解像度のレーダーなど、多くの分野での応用が期待されています。従来の方法では、テラヘルツ波の放射出力を高めるために、チップ自体よりも大きなシリコンレンズが必要でしたが、これによりデバイスへの組み込みが難しくなっていました。今回の研究では、チップの背面に薄くパターン化されたシートを取り付け、高出力のIntel が開発した特殊なトランジスタを使用することで、シリコンレンズを使わずに高効率でスケーラブルなテラヘルツ波発生器を実現しました。このコンパクトなチップは、セキュリティスキャナーや環境モニタリングなど、多様な用途での活用が期待されます。

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0403電子応用
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